こんにちは、音楽はサブスクではなくCDがまだまだ現役のプンソン(@setsuhiwa)です。
今回は以前紹介しましたロジテックのCDプレイヤーが修理できるか
挑戦してみました。
この記事は動画版があります
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ロジテック LCP-PAP01LWH
ロジテックはエレコム系列の会社でPC周辺機器のイメージですね。
(ロジクールのロジテックとは別会社)
今回のCDプレイヤーなんですが語学学習向けのような感じで
一般のものと比べるとマニアックな位置づけですね。
今回入手したものは再生ができないというモノで110円。
後ろの方にマイクロUSB端子があり、USB給電でも動くようですね。
動作確認
単三電池2本とCDを入れてピックアップをフキフキして動作チェックしてみます。
『DISC』と表示され、CDを再生することができません。
ディスクを抜いた状態でも同じ表示ですのでCDを認識できていないのでしょうね。
蓋を開けた状態でマイクロスイッチを押し蓋が閉まったと誤認識させて
挙動を確認すると・・・
ディスクが弱弱しく回転して止まってしまいました。
ピックアップから赤いレーザーは出ていますがこれも弱い気がします。
分解して中を確認してみましょう
分解!
表にして上蓋と本体下側の上部パーツを一緒に持ち上げると・・・
ヒンジ付近にフラットケーブルがあるので切らないようにします。
テープで止まっているのでフラットケーブルをこの時点で抜くことはできません。
ピックアップのユニットから生えているケーブルのコネクターを抜いて・・・
メイン基板を取りたいのですがオープンスイッチが干渉するので外します。
基板はねじ止めなどはされていないので溝にはまっている電池金具を
抜くように上に持ち上げると外れますが・・・
裏面にフラットケーブルが3本つながっています。
音声基板と操作パネルにつながっているものはストッパー付きですので
左右を引っ張ってロックを外して抜きます。
ピックアップにつながっている茶色いものはそのまま引き抜きます。
これでメイン基板とピックアップユニットが外れます。
音声基板はあんまり関係なさそうですので今回は無視。
ピックアップユニットにはM93-KAO19F30といった
何やら型番のようなものが書かれていましたが
これでGoogleやAliexpressで検索しても情報が出てきませんでした。
コンデンサを交換してみる
交換は必要なのか?
まず、電解コンデンサをチェックします。
近代的な機器のコンデンサが壊れるのかという疑問ですが
過去の修理の経験から、まあ疑って損はないかなと。
過去記事ですが、新しめの機器でも中華コンデンサが使用されていると
ダメになることはままあるので交換してみる価値はありますね。
CDが回転が弱いというのは過去にソニーのMDCDラジオを修理した時に
コンデンサが破裂していたのを交換したら直ったことがあるのと
古い機種ですがバブルラジカセの修理ではCDの制御周りのコンデンサ交換は必須なので
とりあえずメイン基板のコンデンサをチェックしてみましょう。
チェックしてみるが・・・
まずはピックアップのコネクターに近い47uFのものを外してみました。
テスターで測定してみましたが問題なさそう。
とりあえず交換してみました。
そのほかの100uFや220uFも問題なさげ。
ここまで『コンデンサ交換は必要だ!』などと大口を叩いた以上
後には引けないのでとりあえず交換しました。
しかし仮組みして動作チェックしましたが症状改善せず!
しかし、これで電解コンデンサは異常が無かったということが分かりました。
ピックアップ調整
この機種のピックアップには調整ボリュームが付いていましたので
回してみることにします。
ボリューム調整をすることで劣化して弱ったレーザーの強さを補正できることがあります。
調整は慎重に、回しすぎるとダイオードが破損するので
時計方向に0.5mmほど回してみました。
ちょっとずつ調整して何度か試してみましたが
やはり読み込みせず!
修理失敗!
というわけで今回も修理失敗ということになりました。
110円でしたの痛くは無かったんですがちょいと残念ですね。
今後、中華CDプレイヤーなど部品取りに使えそうなものが手に入った時のために
保管しておこうと思います。
今回使ったモノ
ハンダゴテ
愛用のハンダゴテの記事です。
ハンダ吸い取り器
コンデンサーの交換などであると効率がアップします。
トランジスタテスター
コンデンサの容量やESRのチェックができます。
その他、抵抗値やトランジスタの生死確認など。
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