レトロPC!PC-8801MkⅡをゲット!果たして動くのか?


1月27日、ハードオフ高松郷東店にて。
レトロPC8ビット御三家の一角、PC-8801が。
モニター、キーボード付きとのことですが電源が入らずで11000円。

この値段ではちょいと手が出ないかなと思いこの日はスルー。

2月は質素に生きると言ったがあれは嘘だ


それから一週間も経っていない2/1のこと。
いつものように車で1時間かけて高松までハードなオフを楽しんでた時に
5500円まで値下がりしてるこいつを発見。


こうなったらもう買うしかないでしょう?
1月にPCやらiPadやら買いすぎたせいで2月は質素に生きるつもりでしたが
1日目でその意思がもろく崩れ去りました。

外観と動作チェック


早速持って帰りました。
まずモニターですがNECのPC-KD551という代物のようです。
水平同期周波数ですが24.8KHzオンリーのようです。
なので640X400の解像度しか映らないっぽい。
モニターに関しては電源が入るようです。
映らないと書かれてましたが画面下にある
明るさ調整つまみが一番暗くなってたのでそのせいでしょう。
当時の価格はなんと118000円!

ハードオフは基本的にブラウン管は引き取らないんですが
レトロPCのブラウン管は貴重と分かってるのかたまに見かけます。


付属の専用キーボード。
キーの欠けはなく、一見美品です。
しかも当時物と思われるキーボードカバーが付いている。
レトロPCのキーボードは壊れたり紛失したりすることが多く、個体数が減ってるので
時に本体よりも高値になることがあります。


今回入手した本体は数あるPC-8801の中でも2代目となる
PC-8801MkⅡとなります。
1983年発売。
当時高額だった2Dの5インチFDDが贅沢に2基搭載されているmodel30のようです。
当時の定価は275000円とのことでブルジョアの持ち物であったといえます。
モニターと合わせると40万弱になってしまいます。

ゲームを遊ぶなら機能が大幅に追加された後継機のPC-8801MKⅡSR以降が
いいんですが初PC-88ということで、この機種でもワクワク感が半端ないです。


モニターを下ろしました。
年式の割に見た目はなかなか綺麗。
大事に使用されていたのでしょうね。


電源ボタンを押してみましたが電源ランプは点灯せず
冷却ファンが回るのみでした。
ファンが回るから通電はしてるのかな?


背面は拡張ボードが刺さるポートがあります。
残念ながら拡張はされていないようです。

分解していこう


フタを外すとFDDが裸の状態で中を確認できます。
カバーとかついてないのね。。
でもホコリはほとんどなくきれいでした。

左奥に電源ユニットその右に拡張スロット。
基板を見るにはこいつらを外さないといけないようです。


冷却ファンですが、DCファンではなくAC100Vのファンでした。
なので導通さえしていれば電源ユニットが死んでいても回転はしそうですね。。


最初に冷却ファンを外し、ネジを外して拡張ボードスロットを引き抜きました。


拡張スロットもピカピカですねえ。
ちゃんと動くようになったらなんか挿してあげたいです。


二基あるFDDですがTEACのFD-55B-06-Uという型番のようです。
X1もそうでしたがこの頃のPCのFDDはTEAC製が多いようです。
5インチFDDって鉄の塊って感じがして好きですねぇ。


FDDの取り外しですが、まずは左右のドライブの間にあるネジを抜く。


ドライブ2の側面のネジと鉄板を外せば向かって左側のドライブが
前方に引き抜けます。


その後、右側のドライブの側面ネジを外す


反対側は一本だけ外せば前方にFDDが引き抜けます。


バックアップ電池です。
液漏れして基板を殺す大悪党ですが今回はきれいでした。
この機種はカレンダーが保存されるだけのようですので
ニッパーで切除しました。


FDD跡地の下にある土台の鉄板を外していきます
見える範囲のネジを外すだけです。


ネジはどこに刺さってたか覚えておきましょう。


スピーカーが付いているので土台を外すときはマザーに刺さってるコネクタを抜きましょう。


L字型の電源が露わになります。
電源を外す場合は〇部のネジを外しましょう。


電源ですが、電圧を測ってみると5Vと24Vがしっかり出ていました。
電源のコンデンサ死亡かと思ってたので意外でした。


電源は生きてましたが電源のコネクターの直下に
22uF 16Vのタンタルコンデンサがあり、こいつが死んでいました。
ショートモードとなっており、24VラインがGNDに落ちていました。
これでは電源入らんわな。


マザーボードを外すには背面パネルを外し、各コネクターを固定しているネジを
外すだけで引き抜けます。


基板が引き抜けました
裏面は何やらジャンパーでいろいろ修正した痕が。。

しかし、このマザーボードは電解コンデンサがひとつも載っていないんです。
コンデンサの液漏れでの再起不能が無いのはいいですね。


タンタルコンデンサを外しチェック。
やはりほぼショートしています。
レトロPCによく使われているタンタルコンデンサですが
電源ラインについているやつは壊れやすいです。
壊れると内部でショートして電源が入らなくなります。


タンタルコンデンサは手持ちがあったのでこいつを使用。


付けてみましたがよく考えたら24Vの電源の直下に16V耐圧のコンデンサがあるのって
明らかにおかしくね?と思い、後から耐圧50Vの電解コンデンサに置き換えました。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


仮組みして電源を入れると・・・
電源が入りました!

これから修理する方で電源ランプが点かず冷却ファンだけ回ってる故障は
タンタルコンデンサの交換で直る可能性が高いです。

では早速組み上げてモニターにつないで・・・


電源オン!
・・・・・・


(; ・`д・´)
なんか青く画面がバグっとる!

映像不良の修理を素人なりに頑張ってみる


やはり年代物のPCとのことで一筋縄にはいかないようですね。。

RAMとかICがイカレてたら自分の腕では直すのは無理かなぁと思いながら
素人なりに頑張ってみることにしました。

*以下、モロに素人考えで動いていますのでアテにしないでください。

画面がバグる場合、RAMの故障もしくは
その周辺のパターンの断線などではないかと考えます。
しかし、今回の基板は腐食などなく非常にきれい。
パターン断線の線は考えにくいのです。
なのでRAMの線で考えていきます。

NEC PC-8801mk2 (分解編) | Electrelic
情報を探していたところ、こちらのサイトがヒットしました。
無印MKⅡの情報が載ってるサイトはかなり少ないです。

VRAM1~VRAM6のTMS4416-15NLはグラフィック用VRAMです。2つで16kBがR,G,Bの3プレーン分です。

テキスト領域はは正常に表示されるため、
グラフィック領域のVRAMがダメになっててデータが化けて映像がバグってると仮定します。
VRAMは2つセットでR・G・Bと分かれているとのこと。

PC-8001MKⅡのRGB出力は各色1ビット。(色が出てるか出てないかのみ)
電源投入直後はグラフィック領域は黒一色で青色は出ていません。

つまり、正常ならばRGBの各VRAMはそれぞれ
同じデータを出していないといけないと思います。
なので他と違うデータを出しているVRAMがあればそれがアウトで
本来出してはいけない部分に青色を出すような出力しているということになります。
そいつを交換すれば直るのではないかと。。


カセットデッキの調整に使ってる簡易オシロスコープを引っ張り出してきて
電源を入れた状態で各VRAMの足にピンを当て、出ている波形を確認してみました。

するとVRAM2だけ、やけに荒ぶった波形を出しているピンがありました。


こいつか、と思い電動はんだ吸い取り機で慎重にRAMを外しました。
TMS4416-15NLというDRAMのようです。
4416というのがメモリの種類で15というのがメモリスピードっぽい?
互換のあるRAMに交換してみました。


キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
バグった青色の背景がなくなり、画面表示が正常になりました。


ちょっと触った感じ、キーボードはちょっと反応が渋いものの全キー使用可能。
モニターも非常にきれいに映ります。
本体スピーカーからの音もOK。
これぞ昭和のPCって感じがして非常に良いです!

とりあえず疲れたので今回の記事はここまでにしようと思います。

今後の課題


シリアルポートからプログラムを送るソフトを試してみましたが
BO ERRがでてうまく通信できません。
(通信が早すぎてバッファが溢れるってエラー?)
通信速度の設定は合わせているんですが、USBシリアル変換アダプターの問題ですかねぇ?

CMTはPC-6001のベーシックのカセットを読ませて読み込めているのを確認しました。。
(互換はないので実行はできない)

肝心のFDDですが、この記事を書いている時点では
PC-8801フォーマットのディスクがないためテストできません。
これに関しては近々記事にしようと思います。

ほうジャンクPCケースが330円ですか・・・ たいしたものですね ジャンクPCケースはコスパが極めて高いらしく それをベースにPCを自作するプロジャンカーもいるくらいです

追記・書き込み環境を手に入れFDDの動作チェックもOKでした

今回使ったもの

ハンダごてはジャンク修理に無くてはならないパートナーです。 評判がよく、私も愛用している白光のFX600を紹介します

愛用のハンダゴテの記事です。

ジャンク修理で避けて通れないはんだ付けされた部品の取り外し・・・ いつかほしいと思ってたこいつを購入しました

電動ハンダ吸い取り器。
今回はコンデンサ交換一個でしたが
数が多いときはこれが無いと効率がわるいです。。


トランジスタテスター。
コンデンサの容量やESRのチェックができます。
その他、抵抗値やトランジスタの生死確認など。

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不良RAMを見つけてくれた簡易オシロスコープです
あまり高い周波数には対応していませんがカセットデッキの調整なんかで使えます。
自分で組み立てるキットや完成品が安価で売ってます。

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コメント

  1. てち より:

    はじめまして。PC-8801検索でたどり着きました。
    自力で修理できるのは凄いですね!
    うらやましいです。
    PC-88実機現役で遊んでいるので
    またお邪魔させていただきます。

    • setsuhiwa より:

      ご訪問ありがとうございます
      今回入手したPC-88はわかりやすい故障だったので自力で直すことができました
      現役稼働のPC-88、大事にしてあげてくださいね