ONKYO INTEC205 A-909 電源が入らないジャンク修理


ハードオフ高松桜町店にて
この店の特徴で、『ONKYOの単体オーディオがよく税別500円で売られている』
というのがあります。
今回INTEC205シリーズのアンプであるA-909が税込み550円で売られていたので
即ゲットしました。

初代INTEC205のアンプ


幅205ミリほどの小型サイズのオーディオとして人気があったらしい
INTEC205シリーズのプリメインアンプです。
初代のアンプには
・A-905
・A-909
・A-909LTD
の3種類があり、スピーカー接続端子がバナナプラグ対応か否か、
金メッキされているか否かでグレードが違うようです。
今回手に入れたのはスピーカー端子がバナナプラグ対応になっていて
端子は金メッキでない中クラスの物。
現在中古相場は2000~4000円くらいのようです。

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以前購入したA-909Xはこいつの後継機かつ最上位機種になります。

今回入手したこの個体、傷などは少なく見た目はなかなか良い状態ですが
塗装が経年劣化しているようで若干のベタつきが見られます。

電源が入らない!

通電はするのよね

電源が入らない・550円という私が大好きな種類のジャンクです。
詳しく診断してみると・・・
スタンバイランプは点くが電源を入れるとすぐにスタンバイに戻ったり
そのままフリーズする。
一瞬、ボリューム部のオレンジランプが点くがすぐに消えるといった症状。

怪しいのはやはりコンデンサ


ケースを開けて中を確認します。
ちょっとホコリっぽいのでエアーで飛ばしながらおかしい場所を探します。


これっぽいな

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過去の修理経験からこれ系の故障原因はコンデンサの劣化と踏んで
怪しいコンデンサを確認していきます。

この手の大きなコンデンサは接着剤のようなもので固定されてることが多いんですが
この2200uF 16Vのコンデンサ、塗られてる接着剤がパックリ裂けてコンデンサが浮き上がり
ナナメになっています。
こいつを交換してみましょう。

分解はちょっと面倒


まず基板を固定している2本のネジを抜く。


基板にくっついてるでっかいヒートシンクにも2本のネジが使われているので抜く。


背面。
各種端子を固定しているネジを抜く。
厳密にはこれは抜かなくても分解できそうですが、抜いたほうが楽です。

底板と背面の鉄板を固定しているネジを抜く。
画像には映ってないけど右の方にも一本ネジがあります


前面パネルを固定しているネジを外して側面のフックになってるパーツの
引っ掛かりをはずして・・・


こんな感じで底板から基板が分離し裏返せるようになります。
前面パネルなど、基板にくっついたままですので慎重に扱いましょう。

コンデンサを交換する


目標のコンデンサのハンダを吸います。
私は電動ハンダ吸い取り器を使いましたがスルーホールが大きいので
ハンダ吸い取り線でも問題ないと思います。


見た目はそこまで膨らんでいませんが接着剤が割れるくらいには膨張してるかな
ニチコンのVX(M)が使用されています。


測定してみると535pFというコンデンサとしてはほぼ機能していない状態でした。
故障原因はこいつとみて間違いなさそうです。
国産コンデンサですが、このアンプは1997年発売ですので23年ほど経ってるわけで
寿命が来ても仕方ありませんね。
97年っつったら私は当時高校生で
こういったオーディオを買えるご身分ではありませんでした。


手元にあった同容量のコンデンサと交換します。
メーカー書いてないけど国内モノだったと思います。。
SMEって書いてるからニチコンかな?
コンデンサは用途によっていろいろ種類があるんですが
今回は気にせず手持ち部材で作業を進めます。

いつもなら中華コンデンサで様子を見るんですが今回は勝利を確信し
最初から国産コンデンサを使いました。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


交換したところ、すぐに落ちてた電源が落ちなくなりました!


せっかくなので同じ世代のMD-105を接続してチェック。
音が小さいといったこともなく問題なさそうです。
音響の専門家ではありませんのでひとまずこれで修理完了とします。

今回使ったモノ

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今回はコンデンサ交換一個でしたが
数が多いときはこれが無いと効率がわるいです。。

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