こんにちは、BDプレイヤー愛好家のプンソン(@setsuhiwa)です。
先日紹介しましたパイオニアのBDプレイヤーを2台まとめて修理しようと思います。
この記事は動画版があります
Youtubeチャンネルであるジャンクハウス・プンソンではブログの延長として
購入したジャンク品の紹介や修理、新品で購入したもののレビューなどもやっています。
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BDP-160
各部チェック
前面
- 電源ボタン
- トレイ
- トレイ開閉ボタン
- 停止ボタン
- USB端子
- 再生ボタン
背面
- デジタル音声出力(同軸)
- アナログ音声出力
- HDMI出力
- USB端子
- LAN端子
- 電源端子(メガネケーブル)
症状
購入価格550円。
トレイが中途半端な位置でとまっており少し前後できますが
入れる事も出し切ることもできない状態。
どうしてこうなったって感じですがトレイの位置がズレているようですね。
この機種は強制排出のスリットがないので分解が必要です。
分解
天板をやや左右に広げるようにしながら背面側を持ち上げるようにしていくと
そのうち外れます。
最初は前カバーに引っかかってて外れにくいかも。
内部は非常にシンプルで電源基板、ドライブ、メイン基板があるのみ。
他のオーディオ機器とサイズを合わせるためか中はがらんどうになっています。
爪で引っかかっているだけのディスクカバーを外すとピックアップが見えます。
ソニー製KES-480A。
この年代では定番のピックアップでAliexpressで1000円くらいで購入可能。
故障原因
やっぱりトレイとピックアップユニットの位置関係がズレているようで
トレイが入りきる前にピックアップが上がってきて干渉します。
また、トレイ開閉のゴムベルトにグリスが付着してギトギトになってるので
滑って正常に開閉できなさそうですね。
トレイは左右の引っ掛かりを外しながら引き抜くことで簡単に外れます。
メンテナンス&組み込み
ゴムベルトとプーリーを無水エタノールで清掃します。
ゴムベルトは変形していたのでダメなら新しいものに交換してもいいですね。
トレイはピックアップを上下させている白いパーツを隣のギアに触れないように押さえながら
差し込むことでピックアップユニットを動かさずに奥まで入れる事ができます。
動作チェック
リモコンが付属しなかったので手持ちの物を使用しましたが
ディスクは正常に読み込みました。
こちらはSACDが『利用できる』ためか今でもヤフオクで動作品が高額取引されています。
(8000円~20000円台)
ボロ儲け!!
BDP-3110
各部チェック
前面
- ドライブ
- トレイ開閉ボタン
- 再生・停止ボタン
- USB端子
- 電源ボタン
背面
- デジタル音声出力(同軸)
- アナログ映像・音声出力
- LAN端子
まだアナログ映像出力が許されてた時代の商品ですね。
症状
全くもって電源が入りません。
スタンバイランプが無い機種のようで通電してるのかも不明なので
電源ボタンが生きているのかも不明なので分解しましょう。
分解
この機種は側面のネジは無く、背面のネジを外すだけで天板が取れます。
なんかアメトーークのDVD(セル版)が入っていました。
恐らく入れたままで電源が入らなくなっちゃったんでしょう。
ボロ儲け!
ピックアップは三洋電機のSF-BD415。
これもジャンクBDプレイヤーでは定番でAliexpressで購入可能。
故障原因
この手の『電源が入らない』系は電解コンデンサの不良の可能性が高く
うまくそういった物を引けば簡単に直すことができます。
メンテナンス
まずは電源基板を外します。
100Vコードを外しネジを抜いて繋がってるコネクタ部分を引き抜くだけ。
テスターで測ったところ一番パンパンになっているのは測定不可
次に大きく盛り上げているのが128uFと大幅に抜けている。
残りの二つは10%ほど抜けている。
せっかくなので4つとも交換します。
直るかわからんので安価な中華コンデンサを使い、耐圧は25Vに上げてみます。
動作チェック
この機種はYoutubeやDLNAは無いのでそういった使い方はできませんが
BD再生やUSBメモリのメディアファイルを再生するなら十分でしょう。
修理完了
というわけで、見事にジャンクBDプレイヤーを2台救うことができました。
トレイ不良、コンデンサ不良はよくある故障ですので症状から原因を見切って
対処できるようにすればボロ儲けうまく修理できるかもしれません。
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