バブルラジカセ・RX-DTシリーズの欠けたカウンターギアを代替品に交換する

DSC_2382.jpg
先日入手したRX-DT707ですが
カセットテープの再生時にカチカチと音がするようになり
結構気になるので直すことにしました
おそらく持病のカウンターギアの欠けでしょう。。

いつか絶対欠けるカウンターギア(アイドラーギア)

DSC_2465.jpg
つーわけで代替のカウンターギアを入手。
オリジナルを型取りして複製したのをオクで出品している方がいるので4個落札しました。
自分はこういった立体物を作る技術が無いので
代替パーツを提供して貰えるのはすごくありがたいです

有志が手作りで作成しているものなのでいつでも有るとは限りませんが
ヤフオクで『RDG5772ZC』とか『RX-DT ギア』とかで検索すれば
出てくると思います

純正品のストック品や中古が出品されていても絶対に入札してはいけません。
経験上、年数の経った純正品は例え未使用品であっても
素材の経年劣化で即欠ける可能性が高いからです。
さほど精度が必要なギアではないため古い純正より新しい互換品を選びましょう

DSC_2469.jpg
とりあえず交換のためにバラします

DSC_2470.jpg
やっぱり欠けてますね
このDT707、先日入手した際に確認した時は
すべての歯が健在でしたがちょっとテープを使っただけで
歯が欠けてしまっています
状態のいい中古を入手しても対策部品に変えなければ即死するということです

DSC_2472.jpg
まずピンチローラーを外します(爪で引っかかってるだけ)
その後、ヘッドを固定してるネジを外す。
ちゃんと合ったドライバーでないと速攻でナメそうなネジなので注意
赤いネジ止めが塗ってあるネジはアジマスというヘッドの調整用なので回したらNG

DSC_2473.jpg
鉄板のような部品を外す
矢印の方向に動かすとパチンと外れます

DSC_2474.jpg
ギアが露わになったので

DSC_2475.jpg
差し替えるだけ
ちょっとグリスを塗った方がいいかもしれません
このギアはテープカウンターを回しているギアで、欠けるとカウンターが回らず
テープエンド判定されて再生が止まるため、カセットが再生できなくなるようです
回ってりゃいいわけでそこまで精度が求められないギアなので
こういった型取りした複製品でも再生のクオリティには影響しないわけです

DSC_2476.jpg
逆の手順で戻します
鉄板をはめるときは〇部分のバネと黒い部品の位置関係に気を付けて
スライドする部品を少し矢印の方にずらしてやるとハマりやすいです

DSC_2477.jpg
問題なく再生できるようになりました
しっかり調整したデッキだとカセットの音ってこんなにイイんですねぇ
いまさらカセットテープと思うかもしれませんが趣があっていいのです
わざわざCDをカセットに落として聴くのもまた良いものです

DSC_2494.jpg
オリジナルのギアは指でグニっと曲がるほどの柔らかさ
この手の柔らかい素材というのは柔らかくするための薬剤が混ぜられていて
それは経年で抜けてきます。
抜けると弾力がなくなりパキッと割れてしまうということ。

パナソニックのバブルラジカセ修理では必須

DSC_2500.jpg
ついでにデッキBのフォワード側が再生できなかったDT701も交換して完全復活。
デッキの作りは全く同じだったので簡単に交換できました

A&D カセットデッキ DT-W4000 電源が入らないジャンク修理
ハードオフ新居浜にて A&D DT-W4000 1989年製 この頃まだ私は小学生だったため全く知らないんですが A&Dは赤井電機と三菱電機の合同ブランドとのこと。。 電源入らない 540円という実にいい響きだ...

その他、A&Dのカセットデッキにも同じユニットが使用されていて
やはりギアが欠けたためこの代替ギアを使用して修理しました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました