こんにちわ、ハードオフで買ってきたジャンクが修理大好きなプンソンです。
久々に?ジャンク修理記事です。
再生しないポータブルCDプレイヤーを直します。
この記事は動画版あり
Youtubeチャンネルであるジャンクハウス・プンソンではブログの延長として
購入したジャンク品の紹介や修理、新品で購入したもののレビューなどもやっています。
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各部を見ていく
今回はパナソニックのSL-CT490。
2002年ごろの製品のようです。
評判を調べてみると音飛びガード用のバッファRAMに長時間収めるために
出てくる音は圧縮音源になるようで音質が劣化するとあまり
良い製品ではないようです。
症状は『OPEN』と表示されて再生できない。
操作ボタンはフタの部分に一通りあり、本体だけでも問題なさそう。
側面には外部電源ジャック、ホールドスイッチ、ヘッドホンジャック、フタ開閉スイッチ。
底面に電池ボックスがあり単4電池2本で駆動するようです。
液漏れもなくきれいな状態。
動作チェック
とりあえず動作チェックのためCDを入れます。
(動画版で問題が出ないよう、権利的に大丈夫なCDを使っています)
ふたを閉めても無反応で再生ボタンを押しても『OPEN』表示。
やはり説明の通りのジャンクですね。
考えられるのはここのフタ開閉を検出しているプッシュスイッチ。
このままだとわからないので分解していきましょう
分解!
分解には4か所のネジを抜いてさらに4か所のツメを外す必要があり。
二つに割れたら基板を外します。
基板を上方向にゆっくりと引き上げます。
ピックアップ部分が一緒にくっついてるので慎重に。
上半分と基板はこのようなコネクターでつながってますので
それを引き抜くように意識するといいです。
ピックアップを外します。
フラットケーブルのコネクターのストッパーを起こすとロックが外れて
簡単に抜けます。
応急処置
問題のプッシュスイッチですが、なんと押される棒の部分が欠損しています。
折れてるとか、中に入り込んでるとかではなく『無い』んです。
意味不明。
このスイッチはふたが閉じられて棒が押されている間、通電するようになっていて
その時は『ふたが閉じられている』と認識するようになっています。
なので、このような状態ですとふたを閉じても閉じられたと認識されず
ふたが開いたまんまと誤認している状態なんですね。
とりあえずブチ壊れてるスイッチを外します。
表面実装ですので半田ごて二刀流で同時に加熱して一気に外します。
外れたら線をハンダ付けしてランドをショートさせます。
こうすることで『常にふたが閉じられている状態』と誤認させるわけです
Aliexpressなどで代用できそうなスイッチを探してみたんですが
該当するものが見つけられず今回はこのような措置をとっています。
動作チェック!
組み上げてCDを入れてみたところちゃんとディスクを読み込みました!
付属していたリモコンも問題なく使用可能で音飛びもなく問題なさそうです。
問題があるとすれば今度は逆に『ふたが開いている』ことが認識できないので
ふたを開けてもディスクが回り続けます。
しかし、停止ボタンを押せばディスクは止まりますしその状態でディスクを交換すれば
ちゃんと新しいディスクも認識してくれるのでそこまで問題はなさそうです。
今回はこれで修理完了
修理というにはお粗末なんですが同機種の完全ジャンクなどが手に入った時にでも
スイッチを移植しようと思います。
コメント
ピックアップ自体は正常で良かったですね
この頃の製品はまだまだ壊れにくい印象です