今回は案件で製品を送っていただきましたのでそちらのレビューになります。
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完全ワイヤレスイヤホン
紹介ページ
今回SOUNDPEATS様より完全ワイヤレスイヤホンを送っていただきました。
MAKUAKEという商品購入応援サイトで紹介されていますがフラッグシップモデルのOpera05という製品。
一般販売価格は13999円と大手オーディオメーカーのものならミドルクラスくらいの価格でしょうか?
SOUNDPEATSってどういう会社なのかと調べてみたら2010年からイヤホンを作り続けているようでいろいろと賞も取っているようですね。
本社は中国のようです。
ワタクシプンソンと言えば中華の闇を暴くこともありますが今回はその類の製品ではありません。
しっかりとしたブランドを確立している会社の製品のようですので真面目にレビューしていこうと思います。
完全ワイヤレスイヤホンと言えばワタクシはソニーのWF-1000XM4を愛用しており、音には非常に満足しております。
そちらとどのくらい音が違うのかも楽しみですね。
開封
パッケージ
まず思ったのがパッケージがキラキラしててきれいですね。
私はSGDsとか害悪でしかないと思ってる人間なんで『いいものはパッケージも凝ってなくてはいけない』と思っています。
ソニーのイヤホンを買ったときにがっかりしたのはパッケージがですねマジでゴミなんですよ。
小学生の時に作った牛乳パックのハガキかよと言わんばかりの質感のパッケージはとても3万円近くする製品のものとは思えません。
顧客満足度を下げてまで同調圧力には勝てなかったよアピールしなくてもいいと思います。
中身
- 本体(イヤホン・充電ケース)
- 充電用USB TYPE-Cケーブル
- シリコン製イヤーチップ
- 説明書類
この価格帯の製品としては一般的な内容物でしょうか。
外観
まず第一印象ですがキラキラして美しい。
『まるでジュエリー』と売り文句にあるように宝石箱から宝石を取り出すような感覚に陥る。
もちろん低年収な私は宝石箱なんて持ってないけどな!
ここに書かれているのはOpera05の『5』かと思ったら『S』っぽいですね。
完全ワイヤレスイヤホンでAmazon検索
Amazonで完全ワイヤレスイヤホンで検索してみると出てくるのは地味なものばかり。
私自身は黒くて地味なものが好きなんですがそういうのばっかだとやはりつまらない。
オッサンがキラキラしたイヤホンを付けててもいいじゃないですか。
重さは片方わずか7グラムでケースに入れた状態だと60グラム。
イヤホンにはマグネットがついていてケースに左右逆には入らないようになっています。
ケースも結構いい作りになっていてダイソーのイヤホンのようなヒンジのペラペラ感はありません。
ケースにはペアリングボタン、充電端子、インジケーターランプがあります。
スペック
Opera05 | Opera03 | |
ドライバー | BA型ドライバーx2 12㎜ダイナックドライバーx1 | BA型ドライバーx1 12㎜ダイナックドライバーx1 |
カラー | ブラック | ガンメタルグレー |
コーデック | AAC SBC LDAC | AAC SBC LDAC |
BTバージョン | Bluetooth5.3 | Bluetooth5.3 |
BTプロトコル | HSP HFP A2DP AVRCP | HSP HFP A2DP AVRCP |
ノイズキャンセリング | ANC + ENC | ANC + ENC |
再生周波数帯域 | 20Hz – 40KHz | 20Hz – 40KHz |
重さ(単体/ケース) | 7.2g/58.6g | 7.2g/58.6g |
入力端子 | 5V/1A | 5V/1A |
フル充電時間 | 1.5時間 | 1.5時間 |
最大待機時間 | 60時間 | 60時間 |
防水性能 | IPX4 | IPX4 |
生産国 | 中国 | 中国 |
対応OS | iOS/Android | iOS/Android |
マルチポイント | 不可 | 不可 |
ワイヤレス充電 | 不可 | 不可 |
スペック表とよくある質問から重要っぽいところを抜き出してみたんですがまず下位モデルでOpera03というのがあるんですがそれとの違いはドライバーの個数と色のみ。
そのドライバーですがバランスドアーマチュア型(以下BA型)という方式とダイナミック型という方式がありBA型は中~高音が得意と言われていてダイナミック型は低音が得意といわれています。
Opera05はそのBA型を2基、ダイナミック型を1基と合計3基のドライバーを贅沢に搭載しているとのことでもう聞くだけで高音質じゃわいってところでしょうか。
ふつうのスピーカーでもウーファーとツイーターで分かれてるじゃないですか、ざっくり言ってあれと同じようなものってことでしょ?
ちょっと気になって調べてみたんですがこのドライバー構成を明記しているところは大手でも少なく特に複数ドライバーを搭載しているという製品は無いような気がします。
それだけこのOpera05がこだわっているポイントということですね。
コーデックですが高音質コーデックであるLDACに対応。
安いのってもっとも基本的なSBCにしか対応していないことが多いのでこれはうれしい。
で、ちょっと楽しみなのがノイズキャンセリングがついている点。
中華製品だとこの価格帯ならついていることが多いようですが効果のほどはどうでしょうね。
再生周波数は40KHzまで対応とハイレゾ規格にも対応。
LDACと併せて高音質な再生が期待できます。
防水に関してはおまけ程度っぽいですね。
2台の機器と同時ペアリングするマルチポイントとワイヤレス充電には非対応。
まあここは価格的に仕方ないのかな?
使ってみる
ペアリング
この機種はケースにあるペアリングボタンを長押しするとペアリングモードにはいるようですね。
愛用しているウォークマンとあっさりペアリングできました。
開発者オプションから確認しましたがちゃんとLDACが使用されています。
装着感
装着感は自然な感じ。
ソニーのものは低反発なイヤーチップだったので少しずつ中から耳穴を拡張されるような感触があったんですがこちらはシリコン製なので柔らかく長時間付けてても耳が痛くなりづらい気がします。
その分、密閉感はソニーのものより劣る感じ。
あとサイズがやや大きめなのとキラキラしてるのでやっぱり目立つね。
音質
気になる音質ですがソニーのものに比べて低音・高音が強い。
ソニーのはどちらかというとフラットな音質できめ細かい感じなんですがこちらはパンチのきいた音といった感じでしょうか。
バスドラムやシンバル系の音に勢いがあって迫力のある感じですね。
かといって安物イヤホンにありがちなボワンボワンした低音ではなくガツンと芯のある音ははっきりと聞こえます。
これは3基のドライバーがそれぞれの得意な音域をしっかり出しているということでしょうか。
私はソニーのWF-1000XM4の音に非常に満足しているんですがずっと聴いてるとやはりフラットな音に飽きてくるんですよね。
こういったキャラクターのイヤホンも良いと思います。
ノイズキャンセリング
長年安物イヤホンを使ってきた私はソニーのWF-1000XM4で初めてノイズキャンセリングに触れ、その素晴らしさに感動したわけですが今回のイヤホンはどうでしょうか?
私はいつも車のエンジン音でやかましい中で仕事をしているわけですがノイズキャンセリングイヤホンのおかげで快適に過ごせています。
結論から言うと・・・
ノイズキャンセリング機能はやはりソニーにはかなわない。
WF-1000XM4がノイズキャンセリングオンになったとたんに周りの音がスッと消えてほぼ無音に近くなるのに対してOpera05のノイズキャンセリングは騒音が1/3くらいになるといった感じでしょうか。
とはいえこれは極端な騒音の中なので室内など比較的静かな場所では十分な効果があります。
ノイズキャンセリングは左イヤホンのセンサー長押しでオンオフと外音取り込みモードに切り替わります。
外音取り込みはソニーがかなり自然な音なのに対し、Opera05は『マイクを通った後の音』っぽい感じがしますのでやはりここでも性能差があるようですね。
タッチセンサー
電源オン | 1.5秒長押し |
電源オフ | 10秒長押し |
再生/一時停止 | 2回タッチ |
音量を下げる | 左側イヤホンを1回タッチ |
音量を上げる | 右側イヤホンを1回タッチ |
次の曲 | 右側イヤホンを1.5秒長押し |
モード切替 | 左側イヤホンを1.5秒長押し |
電話を受ける/切る | ダブルタップ |
着信拒否 | 着信中、1.5秒長押し |
通話切り替え | 通話中、1.5秒長押し |
アシスタント起動 | トリプルタップ |
イヤホンのメッキの部分はタッチセンサーになっていてタッチの仕方によって動作が変わります。
こういうのって仕様が固まってないのでメーカーごとに動作が違ってて覚えるのが面倒ですよね。
基本的な操作はタッチでできそうなんですが前の曲に戻るコマンドが無いのでそこは非常に不便な気がします。
あと接近センサーがついていないようで耳から抜いた時に自動的に一時停止するといった機能はありません。
充電ケースに戻せば電源が落ちて一時停止します。
充電
MicroUSBではなくTYPE-C充電なので好感が持てます。
ただこのケース、立たない。
下側がフラットになってないせいかゴロゴロと転がってすごく気になります。
別売ケース
今回オマケでつけていただいた別売のケースは標準価格1280円。
SOUNDPEATSのロゴが入っている以外はいたってシンプルなデザイン。
中にイヤホンケースがすっぽり入るのと充電ケーブルも収納できるかな。
ピッタリサイズのケースはあると便利なんで一緒に買う方がいいですね。
ただイヤホンケースを横に寝かせるように収納するのでケースを取り出さないとイヤホンを取り出せない。
アプリ
アプリをインストールすることでイコライザーなどの設定ができるようですがなぜか私のウォークマン(Android12)には対応していないようでインストールできない。
仕方がないのでXperia Pro-Iにインストールしましたがなんと会員登録をしないといけない。
(メールアドレス登録必須)
案件だろうが忖度なくやるスタイルなのでいわせていただくとイヤホンの設定を変えるだけのソフトに会員登録など要らんだろうと。
設定できるのはイコライザーやモード切替など。
タッチ操作の細かい設定はできず、誤爆防止にワンクリックの操作を無効化できるのみ。
たしかに誤爆は無くなるが単純にボリューム操作ができなくなる。
イコライザーはプリセットとカスタムを選択可能。
音は結構変わるが自分は機器の生の音を楽しむ派なのでこの手のはあんまり使わない。
コスパは高い
3基のドライバー、ノイズキャンセリング、ハイレゾやLDAC対応などスペックを見れば大手メーカーなら2万円から3万円程度する製品ではないかと思いますがこれが13999円とかなりお買い徳な感じがします。
初めて買う、もしくはダイソーなどの激安品からステップアップしたいけど何万円も出せないって方にいいんではないでしょうか?
ソニーのハイエンドとか倍くらいの値段しますからねー。。
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