NESRGB
設計上、RF出力かコンポジット出力しかできないファミコンに
RGB出力を追加してしまおうというこのNESRGBを今回入手しました。
このNESRGB、何年か前に登場していつか買いたいと思っていましたが
ファミコンの改造に何万円もかけるようなガッツが足らなかったので
いままで手が出ませんでしたが
今、猛烈にファミコンいじりが楽しいので思い切って入手してみました
ベースとなるファミコンはジャンク108円!
ベースとなるファミコンですが、今回使う部材が前期型の方が都合がいいのと
拡張音源との音量バランスのことを考えて
ハードオフで108円で投げ売られてたこの子にしました
108円から数万円の価値のあるグレイトなファミコンにしてあげましょう
まずはバラして内部や基板の清掃、古くなったコンデンサの交換を行いました
有志のオプション基板
BAKUTENDO様 赤白ファミコン用 NESRGB AVマルチ基板
http://bakutendo.blog87.fc2.com/blog-entry-306.html
NESRGBの前にこいつを組み立てます
ファミコンのACアダプターから+5Vを作る回路と
疑似ステレオ音声回路、SFCのAVマルチ端子取付のパターンがあります
こいつでSFCのAVケーブルが使えるようになります
SFCのマルチ端子はジャンクから摘出しました
もともと付いているRF出力基板を撤去して入れ替えます
疑似ステレオ回路なんですが、よくある片チャンネルを位相反転させるタイプでなく
矩形波チャンネルを右側から出して三角波とノイズチャンネルを
左からだけ聞こえるようにしてステレオっぽくするという仕様のようですが、三角波はベースとして使われることが多く
ベースが左だけしか鳴ってないというのはあまりに違和感があるので
最終的にこの疑似ステレオ回路は撤去しました
BAKUTENDO様 赤白ファミコン用 NESRGB取付基板
http://bakutendo.blog87.fc2.com/blog-entry-308.html
赤白ファミコンにNESRGBを組み込むには専用の変換基板が必要なのですが
公式で販売しているものはカセットのイジェクトレバーが使えなくなるという
赤白ファミコンにとって大きな欠点を抱えています
そこでこの変換基板を使うことでイジェクトを生かしたままNESRGBが取付できます
超技術の結晶・NESRGB!
なんかいろいろ不安ですがサイトの説明の通りに組んでいきます
一度付けると後戻りできない部分が多いので緊張します
NESRGBだけで13980円、変換基板などを合わせていたら
20000円を超えるので失敗はできません
このNESRGBですが、RGB出力ができるように設計されていない
ファミコンのPPUの信号からRGB信号を生成するという
超技術が使用されています
(パレット情報を推測して生成するとかなんとか?)
RGBの超画質!その比較画像!
うーむ、すばらしい
ドットの潰れがなくなり非常にクッキリです
コンポジットでは綺麗に発色していなかった赤系の色も鮮やかです
やはりレトロゲーはアナログRGBに限るぜ!
パレット2はマリオなんかは色合いがかなり違うんですが
これは背面のパレットスイッチの切り替えで3にすると
オリジナルに近くなります
1は色がかなりキツくなって違和感があるので配線していません
ブラウン管に映すとさらに美しい・・・
ドット絵とスキャンラインの調和ですな
RGB出力・AVマルチ端子・イジェクトレバー健在という仕様の赤白ファミコンは
オクで4万円前後で取引されているので2万円程度で作れて満足です
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