先日作ったKAZZOでフラッシュカートリッジに書き込む環境ができたので
本命ともいえる作業に取り掛かりました
沙羅曼蛇AC DELTAを実機で遊びたい
K社ケース用MMC5フラッシュカートリッジ基板
これを使ってMMC5のフラッシュカートリッジを作りました
DEATH☆です
こちらで配布されている沙羅曼蛇AC DELTAを実機で遊ぶためです
まずは特殊チップのMMC5が載ってるファミコンカセットを入手
MMC5は光栄のでっかいカセットで使われているので今回は三国志IIと水滸伝を入手
MMC5チップを引っぺがして移植
こいつがMMC5ですな
容量の大きなファミコンカセットに搭載されたメモリーコントローラーで
MMCシリーズやVRCシリーズが有名です。
こいつを移植します
剥がすのにはPS3を修理したときに買った
2000円くらいのヒートガンを使いました
フラックスをたっぷり塗って炙ってハンダが光沢のある銀色になってから
ピンセットでつつくとペロンと剥がれます
(付近にあるボタン電池は熱すると爆発するのであらかじめ外しましょう)
カセットから剥がしたMMC5をピンの位置を合わせて再実装するのですが
こんなもん一本一本手ハンダしてたら死ぬので
ハンダ吸い取り器のTP-100で掃除機のように吸い取りました
隣の足とショートしていないかテスターで確認し問題なかったら作業を続行。
フラッシュメモリとSRAMを実装
ひっくり返してフラッシュメモリを実装
こいつもハンダを盛って吸い取る方法で。
こいつはしっかり付いてないと書き込みでエラーが出ます
説明によるとこの時点でデータを書き込んで動くかチェックするといいらしいので書き込んでみる。
お、なんかバグってるけど起動した
画面全体が壁判定だったり残機が99機だったりとカオスな状態ですがとりあえずここまではOK
SRAMを取り付けます
このタイプのSRAMはゲームボーイカラーで使われているのでジャンクを買ってきて引っぺがしてもいいですな
フラッシュメモリやMMC5に比べると足の幅が広いので楽勝でした
この時点で音は出ませんがゲームはバグらずに動くようになりました
各種チップ部品を死にそうになりながら実装
最後にコンデンサやらチップ抵抗やらを実装。。
これで音が出るようになるとのこと。
ここまでの作業はある程度の工具がそろっていれば楽な部類なんですが
これは1ミリ~3ミリのチップをハンダ付けするという苦行で
ピンセットつまんでプルプル震えながら根気強くやってなんとか完了。
まだ老眼ではありませんが今後こういう趣味を続けるなら
ハズキルーペみたいな拡大鏡が要るかなぁと思いました
音も出るようになってこれにて完成!
電池ボックスを買い忘れたので電池を入れていませんが動作には問題なし
遊び心のある超便利アイテムに!
沙羅曼蛇のカセットに入れてみる。
LEDで目の部分が光るというスケルトンカセットを生かしたギミックがイカス!
同じく公開されているグラディウスⅡAC DEATH を書き込みました
基板のLEDはカセットに入れると見えなくなっちゃうんですが一応付けました
沙羅曼蛇もグラIIも動作チェックで一周しときました
ファミコンでここまでできるんだなぁ
使った工具類
はんだ吸い取り器
今回はハンダを盛った後に掃除機のように吸い取るという強引な方法で実装しましたが
チップの足を痛める可能性があるので本来はフラックスやはんだ吸い取り線を使って
ちまちまとやっていったほうがいいです。
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半田ごて

愛用のハンダゴテの記事です。
今回のような細かい作業では部品やパターンの破損を防ぐために
ちょっといいハンダゴテを使ったほうがいいです。
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無水エタノール
基板洗浄するための無水エタノール
フラックスを落としたりするのにしようします。
薬局でも買えますがAmazonでも売っていますので何かのついでに買っておきましょう。
綿棒も大量に必要になると思います。
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