以前直したパイオニアのMJ-D7の
ディスクの認識が怪しくなったので再修理しました
高級感があってお気に入りのデッキなので何とか直してあげたいです
コンデンサはやっぱり漏らしてた
まずMDドライブの制御基板の表面実装コンデンサの確認。
見た目きれいでしたが剥がしてみると液漏れの痕が。。
この機種は20年以上経っているので
表面実装は液漏れしてても不思議ではないですな
1つを除いてコンデンサが液漏れしていたので
ラジアルリード式のコンデンサに交換しました
・・・が、症状改善せず。
メイン基板を見ていると設定保存用と思われる
スーパーキャパシタ(5.5V 1F)が漏れてたので取り除き・・・
腐食してるジャンパーなどを交換しましたが
直接の原因ではなかったようで改善せず
似たドライブユニットを使ってる ドナー機をジャンクで入手!
もはやピックアップの交換しかあるまいと思い
ドナーとなる機体をハードオフで発掘。
同じパイオニアのXR-RS7
ネットで分解画像を見たところ同じようなドライブユニットだったため購入
CDはNGでMDが生きてて1080円なのでドナーにもってこいです
それぞれのドライブユニットを外しました
左がMJ-D7、右がXR-RS7
ほぼ同じユニットになっています
基板もほぼ同一のものなんですが
コンデンサの実装数が多い、MJ-D7の基板では
未実装のコネクタが実装されて配線が伸びているなどの違いがあり
万一のことを考えてそのまま載せ替えるのはやめておきました
ユニットはそのまま使い、ピックアップのみを差し替える作戦に変更。
このギアを外せばピックアップがついている土台が外れます
ピックアップもほぼ同じものだった! 交換した結果は・・・
外したピックアップ
MJ-D7にはH8173AF
XR-RS7にはHPM-302が載っていました
形は一緒で互換があるようです
特にHPM-302はMJ-D7の下位機種のMJ-D5に使用されているようなので
使用できるはずです
乗せ換えてテスト
最初、ディスクを認識しませんでしたが
ちょっとピックアップのボリュームを左に回してやったら
すんなり認識するように。
しかし再生は問題なしですが録音ができない。
ヘッドを差し替えても直らず。。
とりあえず再生機としては復活したのでよしとしましょう
このタイプのピックアップはシャープ製でいろいろなMD機器に
使用されているようなのでドナーは探しやすそうです
またよさそうなのがあったら移植してみようと思います
誤作動するスイッチを交換
せっかく分解したのでスイッチ不良も直そうと思いました
前回、接点復活剤である程度直ってたんですがやはり完全には
誤作動が直っていないので・・・
タクトスイッチを大量に仕入れておいたので。。
この手のものは2本足の6x6x5ミリのものがよく使われてるようですな
全交換しちゃいます
若干、元のスイッチより押した感じが硬いですが
押したところと別の機能が反応するという現象は全くなくなりました
さらに再々修理
ついに完全動作するように!
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