先日ハードオフ徳島末広店のオープン日に買ってきた
Geforce GTX660の動作チェックを行います。
ミドルクラスのグラボ
各部チェック
箱の中には本体、VGA変換プラグ、電源変換プラグ、ドライバディスク。
ミドルグレードなグラボなので本体の長さは短めで
小さいケースにも入りそうな感じ。
冷却ファンは一つ。
インターフェイスはDVIが二つ、HDMIが一つ、DPが一つ。
DVIが2個もいらんのですが時代的に仕方ないですね。
DP接続ならば4K60P出力が可能なようです。
動作チェック!
実験台となるPCは毎度おなじみGalleriaさん。
今はGTX460が入っていますので入れ替えます。
画面は正常に映りました。
しかし、ここで安心してはいけません。
ジャンクグラボの恐ろしさはすぐに不具合が出ないことがあるというところ。
NVIDIAから対応した最新のドライバーを入手しインストール。
ベンチを測ってうむ、なかなかいいスコアだなと思っていると
画面がフリーズしました。。
電源ボタンを長押しで強制再起動をかけてみると画面解像度が落ちており
デバイスマネージャーでグラボがエラーを吐いていました。
このコード43はグラボ故障の可能性が高いエラーコードですね・・・
ドライバの入れ直しでは改善せず、しまいにはWindowsが正常に起動しなくなったため
分解してみました。
修理を試みる
分解
とりあえず分解します。
まず基板面にあるネジを外すとプラの外装が外れます。
中央の4本のネジはヒートシンクの固定ネジです。
プラ外装を外す際に冷却ファンのコネクターを抜いておきましょう。
ヒートシンクを外すとGPUがお目見え。
コアの部分にはグリスが塗られていますが乾いている様子はなく
綿棒で簡単に取れる程度に柔らかかったのでこいつのせいで
熱暴走しているという線は薄いでしょう。
焼いてみる
GPUはBGA(Ball Grid Array)タイプでボールハンダを使った実装方法が採用されています。
(GPUと基板の間にハンダボールが見えると思います)
このハンダが熱膨張・収縮を繰り返して金属疲労で亀裂が入り
導通不良が起こる、というのがグラボの故障原因の一つと言われています。
というわけでヒートガンで焙ってみましょう。
クラックが入ったハンダをもう一度溶かしてくっつけるという荒療治です。
いままで数枚のグラボを焙ってきましたが直ったのは1枚もなく
期待はしていませんがやれることはやりましょう。
GPU以外のところを加熱しないようにアルミホイルと耐熱テープでマスキングし
フラックスをブリブリブリュリュとひり出します。
ハンダが溶ける温度になるまでしばらく焙り続けます。
しかし、このAliexpressで買った耐熱テープは速攻で溶けやがる・・・
終わったらしばらく自然冷却して組み上げます。
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