CDプレイヤー中級機! SONY CDP-555ESAをジャンク入手!


ハードオフ丸亀店にて購入したソニーのCDプレイヤー
CDP-555ESAを紹介します。

憧れのESプレイヤー!

オーディオの足跡 CDP-555ESAのページ

ソニーの型番にESが付くお金をかけて作られたCDプレイヤーです。
1991年と30年も前のモノで定価90000円と中級機という位置づけですね。
未だに人気が高く中古価格は動作品で20000円から30000円くらいはするようです。
私のような庶民以下の存在にはとても手の出る代物ではありません。

写真では白飛びしてて分かりにくいですが、ジャンク理由は
CDを読み込まない、リモコンの電池フタ破損とのこと。
お値段13200円。

3月上旬に一度訪れた時に入荷していたんですがその時は読み込まない不動品に13200円は
出せないなぁと思いスルーしましたが3月下旬にもう一度訪れた時に
まだ売れておらず、臨時収入が入ったのもあってワンチャン賭けて購入に至りました

ソニーのES付きのオーディオ機器はCDP-227ESD、TA-F333ESR、TC-K333ESRを
所有していますがそれらよりも上位グレードの555になります。
このグレードのものを近隣のハードオフでジャンクで見たのは初めてです。

各部チェック


というわけで購入してきました。
重量が13キロもあり大きいので自室では写真撮影が難しいです。。

30年前の製品だけあって若干の打痕やスレがありますが全体的にきれいな状態。


CDトレイはやや左よりに位置します。
この上位機種のCDP-777ESAや後継のCDP-555ESJはトレイが中央に移動しているようです。
その下にはディスプレイやアナログ音量つまみ。

液晶のパネルにはこの後ダイソーのフリーカット保護シートを貼りました。


操作系はシンプルでCDP-227ESDにあったテンキーなどは省略されています。
すっきりしているのでこの方が好みかな?
パネルの表面はヘアライン加工がされていて高級感がある。


そして良いオーディオ機器にのみ付けることを許されるサイドウッド。
やはりこれがあるのと無いのとでは高級感が違います。
この機種のサイドウッドは前面にRの曲面が付いていてツヤツヤの塗装がされていて
さらに高級感がアップしています。

若干の傷はあるものの目立ったはがれは無くきれいな状態です。


背面には接続端子。
アナログ出力が音量固定と可変の2系統。
デジタルは光デジタルのみ。
CDP-227ESDにあったコアキシャル端子は省略されているようです。
コストダウンと考えるべきか無駄な回路を省いてノイズ減を減らしたと考えるか。


付属リモコン。
使用感があるもののリモコンだけで3000~5000円で取引されているのでお得。


カバーが破損しているとのことですが破損は無く
ただカバーの閉まりが緩くなっているというだけでした。
電池を入れると内部から押される関係かユルさが少しマシになります。


電源を入れてトレイ開閉ボタンを押すとちゃんとトレイが出てきました。
この時期のプレーヤーはほぼ間違いなくゴムベルト劣化でトレイが動かないんですが
一度交換されているのかもしれませんね。

トレイは安物プレイヤーと違いプラスチックではなく
Gシャーシと同じ素材とのことで高級感と重みがあります。


CDを入れてみましたが『キュキュキュッ』と音がした後に
『NO DISC』表示となりました。

分解チェック!


この機種はサイドウッドを外さなくても天板のネジと背面のネジを外せば
天板が外れてピックアップなど丸見えになるようですね。
特に膨らんだコンデンサなど見当たらずホコリもなくきれいな状態です。

金属のフレームには高級機によくある銅メッキが施されています。


ピックアップはピカピカできれいでレーザーも出ていました。
型番はKSS-272Aで高級機にしか使われていない
現在では入手困難なピックアップのようです。
もちろんAliexpressにも互換品は存在せず。


気が付いたのがスピンドルが妙に重く、手で回そうにも回りません。


特に何かが挟まっているわけではなさそうですが・・・
ディスクをセットするとキュキュッと回ろうと頑張る姿が拝めます。


表からは見えないところだと思ったので裏蓋を開けてみました。
ネジがたくさんありますが、こいつらを外すと・・・


裏蓋が外れ、基板がほぼ丸見えに。
コンデンサの交換などしやすそうですね。


CDのピックアップやモーターを制御しているのはこの辺り。


0.1F 5.5Vの大容量のキャパシタがちょっと漏れている感じですね。
この機種はCDにタイトルを入力して保存する機能が付いているんですが
それの設定保持用のコンデンサと思われます。

これに関しては動作には直接関係なさそうですが漏れているのを放置はできないので
後日入手して交換しようと思います。


制御基板の下にモーターがありますので制御基板を外します。
まずピックアップのフラットケーブルを外すためにコネクターのロックを外して
ケーブルを慎重に抜きます。


あとはその他ケーブルを抜いて基板のネジを外すだけなんですが・・・
妙にグラグラしているコネクタを発見。


見事にハンダクラックを起こしていました。
このCN203はどこに繋がっとるんぞや?と思い調べてみると・・・


この配線は光デジタル端子につながる部分のようです。
新しめのアンプやMDデッキにつなぐ際に使う重要な部分ですので
再ハンダして修正しました。

しかし、モーターが回らない原因ではなさそうですので他を探します。


モーターはこのサファイア軸受けが付いている鉄板とその下の基板を外すと見えます。


この機種は高級なBSLモーターが採用されていて基板にコイルが付いています・・・が
コイルが丸く擦れたように黒く汚れていました。

表面実装の電解コンデンサもついていますが非常にきれいな状態ですので今回はそのまま。


モーター本体を見ると何やら黒い汚れが・・・


ここで読み込まない原因が分かりました。

モーターの丸い部品は磁石にシルバーの塗装がされたもので
その塗装が経年劣化でボコボコと気泡が入ったように浮き上がってきて
それがコイルに接触、塗装がはがれて破片が挟まり回転しなかったというオチでした。

破片と鉄粉を除去しましたがコイルとの干渉が直らなかったので
目の細かいサンドペーパーを使い丹念に表面を磨いて平らにし
コイルに干渉しないようにしました。

しかし危ない、下手をするとコイルが断線して再起不能となっていたところです。


組み上げてディスクをセットするとCDが元気よく回り出しました。
ピックアップはリニアトラッキングなため読み込みも高速で異音もありません。
読み込まないジャンクとして売られていたCDプレイヤーが生き返った瞬間です。


その後、スーパーキャパシタが届いたので漏れていたものを外しました。
なんか茶色く腐食してきていますね。


スーパーキャパシタは日本のものが入手できなかったので中華製を取り付けました。
隣のコンデンサもついでに交換。
日本製のTKの物を使用しました。

めでたく一軍入り


動作チェックで10時間以上再生させましたが音飛びもなく安定しているので
ピックアップが弱っているとかいうのは無さそうですね。
軽いメンテで30年も前のCDプレイヤーが元気に動くとは驚きです。

急に通電したせいでコンデンサが噴き出すといったこともなく
現在使用しているCDP-227ESDと入れ替えて問題なさそうです。


というわけで3段目のCDP-227ESDと入れ替え。

今回かなりお得に良いCDプレイヤーが入手できました。
こいつはなかなか所有感を満たしてくれるお宝ですね。

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