夏場に一番恐れることはエアコンの故障。。
なんかおかしい、故障かな?と思った際に
確認するポイントをまとめます
室内機からの水漏れ!
冷房運手時の定番と言える不具合
エアコンの不調で問い合わせが多いのは
冷房使用時の室内機から水滴が落ちてくる現象。
エアコンは冷房運転時は熱交換器によって
室内機の中のフィンがキンキンに冷やされ
それに風を当てることで冷たい風を出しています。
夏の湿度の中、冷やされたフィンは結露し
大量の水が発生します。
(エアコンの除湿運転はこの現象を利用しています。)
発生した水はどこに行くのかというと、室内機の排水ルートを流れていき
ドレンホースを通って外に排出されます
水漏れの原因はそのドレンホースの詰まりによるもので
詰まる原因は室内機の汚れがヘドロのように溜まったり
外の排水口からカナブンなどの小さい虫が入り込んで
中で力尽きてたり。。
基本的に放置して直る症状ではないので
ドレンホースを清掃しなくてはいけません。
ドレンホースってどれ?
写真は室外機の裏あたり。
ドレンホースはこの配管と一緒に室外機あたりに来ている蛇腹状のホース。
最終的には室外機の下あたり、もしくは
水を流す排水口が近くにあればそこに入ってると思います。
まずは出口に異物が無いか
ホースが上り坂状になって排水しにくい状態でないか確認しましょう。
ドレンホースの詰まりを直すための道具は売っている!
冷房をガンガンかけてるのに排水されていない場合はホースが詰まっています。
ホームセンターなどでドレンホースクリーナーという器具が
販売されているのでそれを使って詰まりを取りましょう。
メーカーや工事屋など、修理扱いで呼んでも構いませんが
繁忙期は数日待たされる可能性が高いので
自分で掃除したほうが手っ取り早いです
Amazonでも売っているので一つ持ってきましょう。
使い方はドレンホースに先を突っ込んでハンドルを引っ張るだけ。
トイレのスッポンと同じ原理で直る程度のことと考えると
このようなことで修理を呼ぶというのがいかに馬鹿らしいかお分かりかと思います。
Youtubeで実際に使用している様子を公開している方もいますので
参考にしましょう。
ドレンホースの口につける防虫キャップもあるようなので
そういうのを付けるのも予防策としていいかもしれません
エアコンの能力不足の可能性もあり?
エアコンメーカーさんに聞いたところ
部屋の広さに対してエアコンの能力が低いと必死で冷やそうと
常にガンガン行こうぜ状態になり、結露の量が増えて
水が落ちてくることもあるそうな。
排水系統の無い部分が結露するせいだとか。
次に買い替えるときに一つ大きいエアコンにすることをお勧めします。
風は出るが冷たくない!
お気の毒ですが・・・
暖房の季節が終わって暑くなり数か月ぶりに電源を入れて
冷房にしてみると生暖かい風しか出ない!
残念ながらそれはガス抜けの可能性が高いです。
原因は様々ですが配管と内外機の接合部などから
ガスが漏れて冷媒が無くなり全く冷えずに
生暖かい風をかき混ぜるだけの代物になっています。
対処法
対処法は修理を呼ぶしかありません。
取り付けて間もない場合は施工ミスの可能性がありますので
取り付けを依頼した販売店に連絡しましょう。
念のためその前に送風運転や暖房運転になってないか今一度確認しましょう
保証が残っていないようなエアコンの場合は有償になり
ガスを入れる作業の費用はだいたい2万円程度というのが相場です。
なんかランプが点滅している
オレンジや赤のランプは故障の可能性が
どのランプかによって変わってきますが
タイマーランプが点滅している場合、故障の疑いがあります
メーカーごとにこの辺のサインが違うので
『メーカー+タイマーランプ+点滅』でググってみましょう
メーカー公式サイトに情報が載ってることが多いです。
故障であれば保証が残っているようなら
メーカーもしくは販売店(保証をするところ)へ速やかに
修理を依頼しましょう。
お手入れサインの可能性も!自分で掃除しましょう
故障ではなくお手入れ時期を知らせている場合もあります。
ダイキンなど、一定時間使用するとストリーマーユニットを
お手入れしてくれというサインが出ます。
説明書に従いストリーマーユニットを清掃した後
リモコンからサインリセット操作を行いましょう。
こいつは故障ではなく日々のお手入れ作業なので
壊れているとわめいてメーカーを呼ぶと有償になります。
冷えが悪い
フィルター詰まってね?
前面パネルを開けてフィルターがホコリで詰まっていないか確認しましょう。
上で説明したようにエアコンは冷却されたフィンに風を当てて
冷たい風を出します。
フィルターが詰まっていると内部のファンが風を送ろうと
一生懸命回っても風が流れないという状態になります。
エアコンもなかなか設定された室温にならないため
常にフルパワーで動くような状態になり
フィルターがキレイなエアコンに比べ電気代が多くかかります。
フィルターの掃除頻度は?
フィルターの清掃は2週間に1回が目安とされています。
多くの人はシーズンごとに1回しているかしていないかと思われます。。
一部には『フィルターの掃除?なにそれ?』という人種まで居ます。
めんどくさいと思う場合、ちょっと高いお金を出して
フィルター自動お掃除機能が付いたエアコンを買いましょう。
全くノーメンテというわけにはいきませんが負担がかなり軽減されます。
リモコンが動かない
電池の液漏れを疑え!
まず電池蓋を開けて電池が液漏れしていないか確認しましょう。
エアコンのリモコンは季節によっては全く使用しないため
非常に電池が液漏れする可能性が高いです。
液漏れしている場合、軽度であれば金具の洗浄や研磨で対処できます。
エアコン購入時に最初に付属しているような
アルカリ電池は非常に液漏れしやすく
リモコンや掛け時計など長期間入れっぱなしの機器には全く向きません。
液漏れしにくいマンガン電池や液漏れ対策が施されている
ちょっと高めのアルカリ電池を使うか、使わないシーズンは電池を抜きましょう。
リモコンが生きてるかはスマホカメラで確認可能
液漏れの形跡がない場合はスマホのカメラを通して
赤外線の発光部を覗いてみましょう。
iPhoneなど、一部の機種ではできませんがカメラのセンサーは
赤外線を写すことができるのでリモコンが生きているか確認できます。
純正リモコンは高い!互換リモコンでとりあえず使うのも手
リモコンの故障の場合、リモコンの買い替えになります。
メーカー直販サイトや販売店で取り寄せが可能ですが
エアコンのリモコンはやたらと高いものが多いです。
通常のリモコンで3000円~4000円。
ダイキンや三菱の液晶が大きめの多機能リモコンは6000円~7000円します。
一部機能は使えませんが汎用リモコンを2000円くらいで購入するのも手です。
多くのメーカーで使える汎用リモコンはメーカーコードの設定が必要です。
詳しくは説明書を読みましょう。
冬場、暖房で使用時によく止まって風が出なくなる
暖房時の霜取り運転という仕様
故障ではなく霜取り運転になっている可能性があります。
エアコンの仕組み上、冬場は冷房とは逆の運転をするため
室外機がキンキンに冷えて室内機が暖かくなります。
冷えた室外機には霜が張り付き、運転効率が下がるため
定期的に冷房運転をして室外機を温め、霜を溶かします。
一時的に冷房運転をせざるを得ないため、部屋が冷えないように
風を出さないようになります。
外の気温が低いほど、霜取りの頻度は増えます。
霜取り運転中は緑の運転ランプが点滅する機種が多いです。
室外機から水が出る?
また、暖房運転時は室外機の下に水が溜まることがあります。
この水は霜取り運転で溶かした霜なので故障ではありません。
水が溜まるのが気になる場合はオプションで暖房用ドレンホースが
ありますので販売店に相談して取り付けてもらいましょう。(有料)
あくまでオプションなので言わないと取り付けてくれないでしょう。
そもそも電源が入らない
ブレーカーが落ちてる可能性があります
ネタのようですが実際多いです。
配電盤を確認し、落ちているブレーカーがないか確認しましょう。
エアコンの電源を入れた際にブレーカーが落ちる場合は
漏電の可能性があるため修理を呼びましょう
エアコンをつけると臭いがする
焦げ臭いニオイ?
もしコゲ臭いニオイであれば直ちに電源を切ってコンセントを抜きましょう。
コンセント周りや本体に異常がないかチェックし、点検を手配しましょう。
カビ臭いニオイ?
長年使ったエアコンや、使用環境によっては
内部にカビが発生し、ニオイが発生します。
カビによって健康に害を及ぼす可能性もあるため
クリーニングをお勧めします。
内部のクリーニングは業者に依頼するのがいいです。
スプレーのようなものも売っていますがメーカーは推奨していません。
こういったものを使用しての故障はもちろん保証対象外で
高額な修理費が発生します。
お勧めのエアコン清掃業者
おそうじ本舗はアフターサービスをウリにしている家電量販店の某K社でも
申し込み用のPOSAカードが販売されているため(2019年現在)
安心して依頼できると言っていいでしょう。
自動お掃除付きエアコンか否かで料金が変わります。
見積もりも取ることができるようなので安心ですね。
修理を依頼する際は
クソ暑い時期のエアコンの修理は一刻を争う可能性がありますので
この記事をご覧いただいてスムーズに来てもらえるように依頼しましょう。
修理センターの受付に怒鳴っても状況は良くなりませんので
知性のある行動をしましょう。
10年以上たっている場合は買い替え時期
10年過ぎたエアコンを修理するのはリスクが高いので
省エネの観点からも買い替えをお勧めします。
一般的にエアコンのメーカー部品保有期限は9~10年です。
この記事をご覧いただいて賢く買い換えましょう
コメント