こんにちは、カセットテープが現役のプンソン(@setsuhiwa)です。
今回は、先日の記事で紹介しましたソニーのカセットレコーダー
TCM-17を分解修理できるかチャレンジします。
この記事は動画版があります
Youtubeチャンネルであるジャンクハウス・プンソンではブログの延長として
購入したジャンク品の紹介や修理、新品で購入したもののレビューなどもやっています。
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各部チェック
It’s a SONYのロゴが入っている古い世代の製品ですね。
マイクは普通のモノラルマイク。
古い製品ですので音を拾ったときだけ録音するような機能は付いていません。
操作系は上にまとまっていてスピード調整ボリュームもありますね。
マイク端子・イヤホン端子・感度調整?・テープカウンター・ボリューム
底面にはモノラルスピーカー。
電池は単三が2本。
液漏れもなくきれいでした。
動作チェック
しかし、以前のチェックでは全く回らなかったのに今回は
回転しています。。?
・・・と思ったらテープを入れてやるとやっぱり回りませんでした。
中でゴムベルトが空回りしているようでたまたまうまく引っかかって
回っていたようです。
あやうくボツになるところでした。
分解!
分解は裏面のネジを外せば蓋が取れるかなーと思いましたが・・・
カセット扉を開けたところにあるストラップを固定しているネジも外す必要がありました。
裏蓋を外したところですが、もうすでにゴムベルトが見えています。
蓋を外しただけで交換できるのでメンテナンス性はいいですね。
それっぽい大きさのものを使います。
今回のはちょっと伸びているのを想定して少し小さいものを選びました。
無水エタノールでプーリーの清掃をします。
掃除をしないと滑る原因になりますね。
いつもはベルトがドロドロに溶けているんですが今回のはきれいなので
掃除は楽ですね。
ちょっと他にもトラブルを確認。
巻き戻しや早送りの時にクラッチとして働く部分の固定パーツが割れています。
しかも、本来とは反対向きに付いているのでこの子は分解歴があるようで
間違った組み方をされていますね。
![](https://setsuhiwa.com/wp-content/uploads/2019/03/IMG_20180911_112901s.jpg)
同じ系統のメカの修理記事はこちら。
この近辺のパーツは結構デリケートで割れてたりすると
早送り巻き戻しが空回りする可能性があります。
接着剤なんかだと糞の役にも立たないのでとりあえず割れてガバガバになっているのを
リードでガッチリ巻いて開かないようにしました。
3Dプリンターがあればこういう欠損パーツを作れるんですがねぇ・・・
動作チェック
組み上げて動作確認をしてみましたが・・・
詳しくは動画版を見ていただくと分かりますが音が非常に遅くて低いです。。
最初、ゴムベルトがきつすぎたのかと思いましたがそういうわけでもなく。
調整ボリュームを弄っても変化がないので電気的におかしいのかもしれません。
分解の形跡があったことから直す気力が尽きたため今回は修理失敗とします。。
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