バブルラジカセを求めてハードオフ宇多津店へ寄った際、ラジカセコーナー付近に
ソニーのMSX用データレコーダーのSDC-500を発見
やや黄ばみありですが傷も少なく状態はいい
もちろん即レ
2160円とややお高めですがこの辺でレトロPC系のものは
なかなか見かけないので押さえておきました
あのゲームで登場したデータレコーダー
メタルギアソリッド5の劇中に登場することで
ちょっと有名になったデータレコーダーですね
ソニーらしくデザインがかっこいいのです
やはり故障品なのでメンテする
まずは分解
通電はOKだけどやはりテープが回らず。
使用期限97年の電池が入ったままでしたが奇跡的に液漏れなしでした
液漏れなどもなく非常にきれい
コンデンサの交換は要らなさそう
やっぱりベルトが溶けていた!
ブチル系ゴムベルトの除去は形が残ってるうちが勝負。
つまようじで崩さないようにこそげ取ります
きれいに取れました
残ったやつを無水エタノールで除去し、
新しいゴムベルトをつけました
重要なパーツが破損!?
テープは再生できるようになりましたが
巻き戻しと早送りができない。
原因は本来ここについてるはずのギアを押さえる白いパーツが
割れて中に転がっていました。
ついでにその白いパーツを固定するカットワッシャーもない。
前の持ち主が直そうとして飛ばしてしまったんでしょうな
この黒と灰色の2枚のギアは押さえパーツによる摩擦のみでつながっていて
テープエンド時にテープが切れないように空回りすることで
クラッチとして機能するようです
押さえパーツが割れている今、常に空回りしている状態。
押さえパーツを接着剤で圧着したりカットワッシャーを針金で代替してみましたがうまくいかず。。
割れたパーツの代替策を練る
ならばある程度の圧で押さえる部品がありゃいいんだろ?
ってことで真上にある寝かされてるコンデンサを起こして
ギアを押さえてみた。
ディスクシステムのモビロンバンドの外れ防止のガイドにしたりと
私はコンデンサをそれ以外の用途に使うことが多いです
それだけだと片側が浮いて安定しないので反対側にある抵抗の上に
ホットボンドを盛り上げていって押さえを作りました
このギアは早送りと巻き戻し時しかメインのギアと接触しないので
押さえによる多少の抵抗があっても再生には影響しません。
ギアの表面にグリスを塗って滑りをよくして・・・
試行錯誤の末、かなり強引ですが再生、巻き戻し、早送りの機能が回復しました
テープスピードが少し遅いので基板上にモロにSPEEDと書いてるボリュームを回して調整。
ひとまず修理完了!
MSXのテープデータは持ってなかったのでP6でテストし、
無事読み書きできることを確認!
電池式のため小型で使いやすいデータレコーダーが手に入りました
ソニーのMSXを使っているなら押さえておきたい一品でもありますね
部品取りドナーが見つかった!
いつものようにハードオフでジャンクをあさっていると
ソニーのテレコTCM-6DXが。
こいつは修理を試みてみたんですが
どうにも再生スピードが安定せず、修理を断念。
そう、SDC-500と同じギアの押さえパーツでした!
メカが同世代なんでしょうね
つーかこれ付け方間違ってる
白いプラのパーツとスプリングとカットワッシャーがゲットできました
SDC-500の改造を施した部分を元に戻し
いただいた部品を正しく付け直します
コメント
こんにちは。すみません。記事えお読ませて頂きコメントさせていただきました。
修理されてるSDC-500なんですが、2本のゴムベルトはどこのを使用されたか教えて頂いても宜しいでしょうか?
宜しくお願い致します。
ゴムベルトに関してはAmazonとかヤフオクで売ってる数十本がセットになったものを使用しています。
精度は高くありませんがMSXのデータレコーダーとして使うなら問題ないです。
サイズがちょっときつくなることもあるので回転スピードの調整は必須かと思います
こんにちは。ご連絡遅くなり申し訳ございません。
ご返信ありがとうございました。ありがとうございました。
プラ部品の方は3Dプリンタで複製できそうですね
適当なプラパーツに穴開けて代用できそうな気もします