シグマリオン2のバッテリーをセル交換で復活させる!


先日入手したシグマリオン2ですが
バッテリーの劣化が気になるので
今回はバッテリーのセル交換をしようと思います。

はじめにお約束

今回の記事の作業は

リチウムイオンバッテリーという

取り扱いを誤ると発火や爆発に至る可能性のある

非常に危険な物を扱うため、決して軽い気持ちで

真似をしないでください

シグマリオン2のバッテリーの現状


ジャンクで購入当初のバッテリーの状態ですが、
最初はバッテリー劣化を示すオレンジランプの点滅状態でしたが
しばらく通電させると充電できるようになりました。
しかし、やはり劣化しているようでみるみる残量が減っていき
20~10%のところをうろうろして数十分から一時間ほど
使用できるといった感じです。


バッテリーが20%以下になるとバッテリー消耗のアラートが
画面を覆いつくす様に何度もポンポン出てきて非常にウザいので
バッテリーを何とかしようと思いました。

セルの交換とは?


ノートPCのバッテリーパックなどは分解すると
乾電池状のバッテリーセルが入っていることが多く
これはAmazonなどで入手可能なため、劣化した中身のセルだけを
新しい物に入れ替えてしまおうというのがバッテリーのセル交換です。
ネット上にも様々な交換例の記事が公開されておりますが
交換は自己責任で~といったお約束が必ず書いていると思います。

バッテリーを殻割りしてみる


シグマリオン2のバッテリーですが、7.4Vの1800mAhという仕様のようです。
おそらく3.7Vのバッテリーセルが2本直列に繋がっている物と思われます。


バッテリーセルを交換するにはバッテリーパックを分解しないと
いけないわけですが、これがなかなか難しい物が多いです。
本来、分解することを前提としていないためがっちりと接着されています。
今回のシグマリオン2のバッテリーパックは貼られているシールを剥がすと
下にマイナスドライバーが差し込めるくらいの隙間があり
比較的楽にパキパキと接着部を外していくことができました。
開けにくい場合は接合部にカッターの刃を何度も走らせて切るなど
工夫が必要になってきます。
この時、中のバッテリーや制御基板を傷つけないように
細心の注意を払いましょう。


こうしてパックリと割れたバッテリーパック。
予想の通り、中にはバッテリーセルが2本と充放電の制御基板が。
バッテリーセルは廃棄しますが制御基板は重要なので傷つけたり
ショートさせたりしないようにしましょう。

バッテリーを取り寄せて交換!


今回のバッテリーパックに使用されているバッテリーセルですが
18650と呼ばれるリチウムイオンバッテリーになります。
こいつは安全上、しっかりとした充放電制御回路のある機器に
組み込んで使用することが前提のバッテリーのため
一般の家電量販店などの流通には乗りません。
電気屋で注文しようとしても手に入りませんのでAmazon等で購入しましょう。


18650の名が表すとおり、サイズが直径18ミリで長さが65ミリの電池となります。

また、18650でも保護回路が内蔵されているものとされていない物があり
保護回路内蔵の物は過充電・過放電しないように制御基板が内蔵されていて
比較的安全なかわりに全長が69ミリほどになり長すぎてバッテリーパックに適合しません。
ごく一部ヨドバシカメラのネット通販など家電量販で売ってる18650は
カメラスタビライザーなどの海外系ツールの交換用電池であり
こういったセル交換用のものではない為使用不可です。

今回は保護回路がバッテリーパックに内蔵されているため
保護回路なし、+側に突起なしの物を選びました。
サイズは元々入っていたものと同じですが容量は
1800mAhから2500mAhにアップしています。
(中華セルなので容量詐称しているとは思いますが。。)


元のバッテリーから制御基板を外します。
まず赤と黒の配線が電池の両端のタブに半田付けされているためそれを外す。
電池にスポット溶接されている金属タブは再利用するためペンチでつまんで
引き剥がすようにして除去。


2本のバッテリーを直列につなぐタブは制御基板の真ん中あたりにも
繋がっているので外すときは基板を折らないように。
真ん中で基板と繋がっている理由はおそらく二つのセルを均等に充電する
制御回路に繋がっている為と思われます。


無事タブと制御基板を取り外すことができました。
これらは再利用し新しいセルに取り付けます。


新しいセルの接点部分をヤスリやリューターで荒らします。
これはハンダを乗りやすくさせるためです。


引き剥がしたタブを元のように取り付けます。
スポット溶接など私はできないので半田付けを行いますが
基本的に電池に半田付けはタブーというのを理解した上で作業を進めます。

加熱しすぎると破裂・発火の恐れがあるため1秒以上コテを当てないようにします。
また、すぐに冷却できるようにビニール袋に氷を入れて
いつでも突っ込めるようにスタンバイしておきます。

私は昔、ボタン電池をハンダ付けで目の前で破裂させて
危うく大けがをしかけたことがあるためこういった作業は特に慎重に行っています。
(眼鏡をかけていたので眼鏡にボタン電池形の傷がつく程度で済んだ)

以前サムスンのスマホが勢いよく火を噴いている動画が出回りましたが
アレと同じことが卓上で起こる可能性があると考えると非常に危ないことをしていますね。


元のように制御基板を付けることができました。
電池の両端にテスターを当てて7.4V付近になっているかチェックします。

あとは元通りにケースに収めればOKです。
タブの取り付けに半田を使った分、厚みができて
ケースの寸法ギリギリになりますがうまく収めましょう。。


仮組みして充電・充電完了時の自動停止・放電がされているかチェックし
問題なければ接着剤などで封をしましょう。
素人作業なため今後も充電をする際は目を離さないようにする必要があります。

結果は大成功!


セル交換をした結果、長時間駆動が可能となりました
バックライト輝度MAX、CFカードから高ビットレートMP3の連続再生という
なかなか重い条件で3時間弱動作させることができました。
バックライトを暗くしてテキスト打ちのみをやれば
もっと長時間動かすことが可能と思われます。
近いうちに外に持ち出して使ってみようと思います。


バッテリーセルは今回、楽天市場で2本1100円ほどで入手しました。
安価で古いモバイル端末が復活できてお得でした。

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