Windows95ミニノート! 東芝Libretto 50CTAを入手したので動作確認!



今回はハードオフ高松桜町店にて購入してきたこの小型PC
Libretto50を紹介します。

Librettoとは?


かつて東芝が販売していた小型PCのLibretto。
ビデオテープくらいのサイズでWindowsが動いてしまうということで
話題となったようです。

今回入手したLibretto50は1997年発売で当時の価格は248000円。
CPUにPentium 75MHz
メモリは標準16MB(最大32MB)
HDDは標準で810MB
6.1インチ640×480ドットの液晶
・・・といった感じで今のPCと比較すると非常に貧弱なものですが
当時のOSはなんとか動かせていたようですね。

各部確認


各部を見ていきます。
年式のわりに全体的に非常にきれいで前の持ち主は大事に使っていたのでしょうね。

液晶にも傷は無く、古いPCにありがちな液晶が黒ずんだり
表面がガビガビになっている様子もなく(ビネガーシンドロームという症状です)
非常にきれい。


キーボードも抜けや黄ばみ、テカリもなく新品に近い感じ。
とにかくちっちゃいキーボードで打ちにくそうではありますが当時の技術で
このサイズまで縮めてちゃんとキーボードとして機能しているのがすごい。


液晶の横にはスピーカーとリブポイントと呼ばれるポインティングデバイスが。
こいつをグリグリすることでマウスカーソルが動き、マウスなしで操作が可能です。
操作感覚はThinkpadのトラックポイントに似ていて好き嫌いはあるかと思いますが
Thinkpad好きの私はすごく操作がしやすいと思います。


天板もきれい。
リブポイントの裏側にあたる部分には左右クリックのボタン。


PCカードが残されていました。
モデムカードのようですがケーブルが無いので使用は不可。
ホコリ対策のために入れたままにしておきましょう。


後ろ側にはこのころのPCによくついていた赤外線ポートと
PCカードの抜き取りのためのレバー。


裏面もゴム足の溶けなどなく綺麗。
拡張ポートのフタもありますね。


付属品はACアダプターとマニュアル。
とりあえず動かすには問題なさそうです

全体的に非常にきれいな代物でしたので5500円と少しお高めでしたが
小型PC好きの私は節操なく一目惚れしてコレクション目的で購入しました。

動作チェック


電源を入れてみるとPOSTせずモニターのバックライトもつかないまま。
キュイーンと昔のHDD特有の大きな回転音を出して
HDDのランプが数秒点滅し、カツンと音をたてて沈黙します。

うーむ、電源は入るしモニターとHDDが壊れてるのかなと思いました。

分解を試みる・・・しかし!


バッテリーを外し、裏面のネジを外すと裏蓋がとれそうな感じです。


HDDに関しては側面の2本のネジを外すだけで蓋が外れ引き出せます。
IDEのちょっと通常のものより薄めのHDDなため、普通のHDDは入りません。

分解を続けようとして・・・


割ってもうた(ノ∀`)アチャー
なんかパームレストのちょっと細くなってる部分からボロッと崩れたんですよ
スナック菓子に近い感触でした。。


そしてよしておけばいいのにベゼルをはがそうとして軽く引っ張ったところ
ベゼルが破れました(ノ∀`)アチャー
まるで長期間日光に晒されたバケツのような感触でした。
ハードオフの値札シールなどでうまく補強&隠しました。。
(紫の線のところが割れている)

このマシン、底板と天板はマグネシウム合金っぽくて強度があるんですが
そのほかの部分はプラのようで経年で劣化してちょっと負荷がかかると
折れたり破れたりしてポロポロと崩壊していきます。。
事実上、分解は不可能に近いです・・・

かなりきれいだったんで自分が壊してしまってかなりショックでした(´・ω・`)
今からこのあたりの機種をいじる方は本当にプラの部分が脆いので気を付けてください。

実は壊れてなかった?


さて、どうしようかなと思いながらコーヒーでも入れてくるかと思い
電源を入れた状態で少し席を離れて戻って来たところ
なんか画面映っとる!?

『ハイバネーションからの復帰に失敗した、キーを押せ』といった旨の表記でしょうか?
どうも電源投入後はハイバネーションからの復帰をするようになっていたらしく
何らかの原因でそれが失敗し、固まっていたと。。
数分放置したことでタイムアウトでキャンセルされたってことですかね?

こ、これはもしや続行すれば起動するのか?と思いキーを押して続行すると・・・


BIOSパスワードがかかってらっしゃった。
この機種、BIOSパスワードをかけるとFDDからの起動含め全てのブートができなくなって
パスワードを忘れると事実上の文鎮と化すようです。
当然、前の持ち主がかけたパスワードなど分かるはずもなく
適当なのを入れて3回ミスると長いビープ音が鳴って電源が落ちるという仕様。

これが年寄りのPCでしたらベゼルの部分なんかにパスを書いた付箋なんかが貼ってあったり
説明書に書き込んでくれてたりして非常に親切なんですがそういった物も無く。

これはお手上げかなーと思いつつも少しでも動く可能性があるのなら
ぶっ壊してキズモノにしちゃった責任をとる意味も込めて
できる限りの悪あがきしてみようと思いました。

BIOSパスワードを解除する

BIOSパスワードはリセットできる?

東芝からBIOSパスワードを削除する方法

困ったときは海外の技術系サイト。
BIOSパスワードを解除するには様々な方法がありますが
今回のLibretto、というかこの世代の東芝のPCはパラレルポートに
特定のピンをショートさせたコネクタを挿した状態で電源を入れると
BIOSパスワードがリセットされるようですのでこいつを試そうと思います。

お約束ですが悪用は厳禁です。

部材を準備


今回のLibrettoにはパラレルポートが装備されていないのでI/Oアダプターを入手しました。
本来、付属品なんですが今回付属していなかったのでオクで探して1800円くらいでした。


背面にはシリアルポート・映像外部出力のVGA端子
そしてお目当てのパラレルポートがあります。
パラレル・シリアルポートが両方ついてるのは嬉しくて
こいつが使えるようになったらレトロゲームやレトロPCとの連携に便利そうです。


次にパラレルポートに挿すドングルを自作するためのDsub25ピンコネクタ。
こいつはちょうどハードオフの青箱に入ってたのでゲットしていました。


上のサイトの説明通りに配線し各ピンをショートさせていきます。
ピンの番号はまともな製品であればコネクタ側に表記があると思います。
・1と5と10をつなぐ
・2と11をつなぐ
・3と17をつなぐ
・4と12をつなぐ
・6と16をつなぐ
・7と13をつなぐ
・8と14をつなぐ
・9と15をつなぐ
・18~25を全部つなぐ

完成したらこれで準備はOKです。

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解除を実行!


底面の拡張端子を開けてI/Oアダプタをセットします。
ちょいと出っ張りますがサイズ感はそこまで変わらないので
つけっぱなしでもいいかなとも思う。
見た目もB-WINGSのボスっぽくなってカッコいい!


作成したドングルをパラレルポートに挿してスイッチオン!


お?
今まで出なかったCMOSデータが壊れてる的な表示が。
F1キーを押すと・・・


BIOS画面キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
昔の東芝PCに使われてるクソ見づらいBIOS設定画面ですね。
私は昔、Dynabook SS3480とかを使ってたので見慣れています。

パスワードもちゃんと消去されてるっぽいです
一度解除されれば今後はドングルも不要です。

Windows95が起動!


BIOSを抜けると懐かしいWindows95の起動画面が!
その後、黒い画面に文字化けしたエラー表示と起動直前にエラー表示が
色々出ましたがそのままOKで続行が可能でした。


そしてついにWindows95が起動!
前のユーザーのデータがそのまま残っていました。。
このPCの中だけ97年ごろの当時のままで時が止まっていました。


今回入手したのはLibretto50CTAなのでOfficeが入っています。
ワードを起動してみたところ前の持ち主の名前が・・・

名前でググってみたところ、このPCは明治大学の教授の持ち物だったようで
当時、香川大学にも臨時で勤務していたようですね。
この方はソフトウェア関連の書籍もたくさん出版されてて定年退職された今でも
ブログなど運営されているようです。
ぶっ壊してスイマセン!


Windows95を搭載しているMebiusで、起動途中に文字化けが発生する。

起動時に出るエラーですが、シャープのHPに同症状の改善方法があり
そちらを試したところエラーが出なくなりました。
大昔の記事のはずですが今でも残しておいてくれてありがたいです。

めでたく復活!

こうして起動不可ジャンクからめでたく当時のOSが立ち上がるように
復活を果たしました。
外装を壊してしまったのが非常に痛いですがまあ、そのせいで愛着がわいたと思います。

動作はWindows95とはいえメモリが16MBなので快適とは言えない部分もあり
USBポートもない時代の物のため使い道に困りそうですが
先ほど書いたようにレトロハードとの相性は良さそうです。
弁当箱のようなフォルムは非常に存在感と所有感があり、
ミニPC好きとしては満足のいくジャンクでした。

壊さない程度にいろいろ弄っていこうと思いますが今回のところはここまで。

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