海外のゲーム系フォーラムを見ていたところ
http://psx-scene.com/forums/f20/help-build-list-2d-240p-retro-port-games-117258/
興味深い記事を発見しました
PS2で発売されているレトロゲームは元が240pなのに480iで出力されてる！
でもパッチを当てたら240pにできるぜ！的なスレッドのようです
レトロゲームにとってインターレースは害悪
最近、PS2本体を買いあさっております
(↑写真は数日前にハードオフで買ったDVDドライブ異音というジャンク品だけど
持って帰ってみたら全く問題なかった品)
PS2にはいろいろなレトロゲーが移植されていて特にネオジオオンラインコレクションは
ネオジオロム版に近いクオリティにネオジオCDの
アレンジ版BGMが選択可能という最近のベタなエミュ移植には無い特典があり
自分にとってはまだまだ手放せないハードです
ただ、残念なのは多くのソフトが480i出力ということ
もともとインターレースは少ない帯域で高解像度と見かけ秒間60コマを実現するための技術なわけですが
低解像度のレトロゲームを480i出力にすると
・画面が上下にプルプル震えてチカチカ点滅しているように見える
・激しく動く部分に櫛型のノイズが出る
・レトロゲーマーが愛するぶっとい走査線が見えない(あるけど高速で上下移動してるので見えない)
といったデメリットだけが残ります
それが無くなるようなので今回手元の
月華の剣士1・2とメタルスラッグコンプリートでテストしました
どちらも低解像度のくせにインタレ出力なファッキン仕様です
餓狼伝説バトルアーカイブズとか龍虎の拳～天・地・人～はゲーム中は240pの
素晴らしい移植なのにね。。
ISOに吸い出してバイナリ修正
まずDVDをImgBurnとかでISO形式でリッピングします
ISOをバイナリエディタで開いて
01 00 24 32 ff 00 45 32
となっている部分を
00 00 04 20 ff 00 45 32
に書き換え
01 00 24 32 04 00 06 a6
となっている部分を
00 00 04 20 04 00 06 a6
に書き換えればOK
バイナリエディタの置換機能を使えば簡単です
ゲームによっては数か所書き換えるところがあります
メタスラコンプは2か所、月華は4か所ありましたが
月華は4個目、アドレスのケツの方にある部分のみ書き換えます(他を書き換えるとハングする)
上のフォーラムでは月華はBOOTのELFをSELECT.ELFに書き換えてねって書いてたけど
それではうまくいかなかった
バックアップ起動可なPS2が必要
パッチを当てたISOは当然バックアップが起動するPS2でないと動かないので
Free McBootからOpen PS2 Loaderを起動
検証のためにインストールしたりDVDに焼くのが面倒なんでLANケーブルをつないで
NASに保存したISOから起動するネットワークブートでテストしました。
この辺は詳しく解説してるサイトがたくさんあるのでそちらを参照
チカチカしないプログレッシブ映像に！
で、結果
アプコンだとわかりづらいですが240p化に成功しました
液晶だと分かりづらいんでブラウン管に映してみた。
画面がプルプル震えたりせず、走査線が見えます
見た目はネオジオ版と遜色ありませんメタスラコンプは見た目以外にもウンコ移植なのでそこは変わりませんが
面白いのがもともと背景が高解像度の480p程度で開発されてるメタスラ6も
240pでダウンコンバートされて出力される件。
たぶん、1～5までと6はELFファイルが別になってるので
2か所ある書き換え個所のどっちか片方だけ書き換えれば
メタスラ6だけ480iのままにできるかも
月華も見事に240p化成功！
発売当時、入力遅延ばかり話題になりましたが個人的には
遅延よりもインタレ出力の方が気になりイマイチ楽しめませんでした
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アプコン挟んでキャプチャ比較
480i→720p相当
高速で点滅するキャラの影や剣の光跡にインタレ特有の櫛型ノイズが出ています
.png/)
240p→720p相当
櫛型ノイズはありません
また、うちのソニーのTVに映した結果ですがコンポーネント接続(D端子)の場合、
今回のパッチを当てても強制的に480iになるようです(コンポーネントに240pの規格が無いため？)
なので240p化はアナログRGB限定っぽいですね
また、パッチを当てるとハングするソフトも多いみたいなんで万能ではありませんが
今回月華が240pになったので大満足です
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