アストロシティミニが届いた!の巻


2020/12/17、アストロシティミニの発売でしたが
我が家にも無事に到着しました。

セガのミニ筐体!


ここ近年、流行りの昔のゲームがたくさん入ったミニゲーム機ですが
その中でも極めてクソニッチな商品だと思います。。
ファミコンやメガドライブと違って『アストロシティ』という名前を聞いて
セガのゲーム筐体だとパッと分かる人間なんて筐体マニアくらいでしょうから。。

・・・などと思っていたんですが私のTwitterのTLは購入報告で
埋め尽くされる状態となっており意外と売れているようです。

開封チェック!


内容物は本体、マニュアル、USBケーブル、HDMIケーブル。
HDMIケーブルが付属しているのはうれしいですね。


外装ですが、若干のデフォルメが入っているものの
パッと見でアストロシティと分かるシルエットをしています。
スピーカー部分が平べったい初代アストロシティがモチーフとなっています。

 
多くの方の購入の決め手となったであろうボタンとレバー。
レバーはネオジオミニではアナログスティックを流用した簡素なものでしたが
アストロシティミニのレバーは専用設計なのかマイクロスイッチを使用した
しっかりと8方向にカチカチと入力できる操作性の良いものになっています。
若干レバーのスプリングが硬めですが操作に違和感はありません。

ボタンもオリジナルとは押し心地がちがうもののカチカチと小気味よい
感触で連打も苦になりません。

よくぞこのサイズでここまで作りこんでくれたと思います。


背面。後部ハッチなどはダミーですが見た目はよくできています。
昔、オリジナルのアストロシティの水平同期周波数を変更するために
後ろを開けて手を突っ込んでモニター基板のコネクターを差し替えてたのを思い出します。


背面には電源スイッチ、HDMI出力端子、外部コントローラーを接続するための
USB TYPE-A端子、ヘッドホン端子、電源用マイクロUSB端子。

TYPE-Cの機器が普及している中、電源端子が今時マイクロUSB TYPE-Bなのが
気になりますが。。。


電源を入れると最初に言語設定の画面が出た後・・・


軽快な音楽が流れてゲーム選択画面に。
ゲームの選択はなぜかAボタン(SHOT1)ではなくDボタン(SHOT4)
キャンセルはEボタン(SHOT5)となります。
筐体でゲームを遊んでいる人間として上段左のAボタンが決定じゃないと
違和感がありまくりですね。。。


ゲームを選ぶとすぐにゲームが立ち上がります。
読み込み時間は皆無ですね。
目玉であるバーチャファイターはなんとHD化されているのか
カクカクなのに境界のジャギが少ない滑らかな映像になっています

モニター枠は4:3の比率なんですが部品の調達の都合かモニターがワイド液晶なので
中央にちんまりと表示されているのがちょっと悲しいかもしれません。
実際のゲーム画面のサイズはネオジオミニと大差ない。

モニターにつないで据置きゲームとして


HDMI出力端子がありますのでモニターにつないで大画面で遊ぶことができます。


別売のパッドですが、アストロシティのコンパネのデザインとなっています
操作感覚は柔らかめというか、『十字キーがプリプリしてる』感じです。。
十字キーの軸が高めなようでメガドラミニのパッドともサターンパッドともちょっと違う。
それらにはちょっと劣るといった感じですが操作性は及第点かなと。

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デザインが非常にかっこいいアーケードスティックも出ていますが
大きいのと高いので今回は購入を見送りました。。
単純にアストロシティコンパネのデザインのスティックなら
サターンのバーチャスティックとプロを持ってますので・・・


Twitterで情報が流れていましたがメガドライブミニの6ボタンパッドを
使うことができるようです。
握り心地や十字キーの操作性はこちらのほうがいいので自己責任となりますが
持ってる方はこちらをお勧め。

その他、メガドラミニ対応のコントローラー変換器や
対応スティックなども使えるようですのでこういう多機能スティックを
買うのもいいかもしれません。
(要スティックのファームウェア更新?)

不満点はそれなりにある

遊びたいゲームがあまり・・・

これはすごく個人的な部分ですが、私はこのセガのアーケード筐体は
大好きなんですがセガのアーケードゲームにはあまり思い入れがないんです。

アストロシティはセガのゲームを入れるための筐体なんですが
汎用性の高い筐体というのもありセットで売られた基板の稼働寿命が終わると
様々なメーカーのゲームが入れられゲームセンターで稼働しておりました。
この筐体でSNKやカプコンの格ゲーや彩京やCAVEなどの縦シューを
遊んだ方も多いと思います。
難しいと思いますが権利関係をクリアして色々なメーカーのゲームを
入れてほしかったものです。

いや、どう考えてもそのターゲット層はぷよぷよで遊ぶだろうから
コラムスが3本もいらんて・・・

スキャンラインの謎


設定でアナログテレビ風にする設定がありオンにすると
15Khzのテレビやモニターに映した時のようなスキャンライン(走査線)が表示されます。
ざっくりと説明すると縦が約480ライン(インターレース)のモニターに約240ラインの
レトロゲームを映す際に1ライン飛ばしで表示することによって発生する
黒い横じまを表現するものなんですが・・・


なぜかバーチャファイターなど24Khzのゲームにも表示される。
うまく説明できないんですが実機では縦が約400ライン(プログレッシブ)モードで
動作しているモニターに約400ラインのゲームをプログレッシブで映すわけですから
こんなぶっとい走査線は出ないと思うんですよ。。

気になるなら設定で切っておけばいいんですがタイトルごとに設定できず
全タイトルで一括設定しかできないという・・・


開発中に有識者から指摘が出なかったんでしょうか・・・

ボタン配置の変更ができない


ボタン配置が固定です。
6ボタンを使うゲームはなく、上段と下段で連射の有り無しを分けている感じですね。
これも好みの問題ですが弾切れが起こるような古いゲームは基本は手連で狙い撃ち、
連付きボタンは固い敵に張り付いて打ち込む際に親指で押すといった
あくまで補助と考えて下側にしたいという人もいると思います。
痒いところに手が届かないようで非常に惜しい。

雰囲気を味わうのにはいい


中身がいろいろ残念なんですが外装の出来は非常に良いので
ネオジオミニと並べてゲーセンの雰囲気を楽しむのがいいと思います。

外装の出来は本当にペロペロしたくなるほど良いので
それを生かしてラズベリーパイを仕込んだり
モニター付きPCコントローラーなどに改造する
キットなんかが有志によって作られそうな気がして期待しています。

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