ヤバいほど見づらいワンダースワンカラーの液晶をちょっと弱者男性っぽいジャンク修理工がIPS液晶化してとことん悦ばせる!


ちょっと弱者男性っぽいジャンク修理工のプンソンです。


今回は自分でも忘れかけてた11月11日、独身の日の戦果を組み立てます。
毎年恒例で買っているレトロ携帯ゲーム機のIPS液晶化キットですね。
今回はワンダースワンカラー版を購入しました。

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ワンダースワンカラーの液晶は見づらい


ワンダースワンは1999年にモノクロ版が発売され2000年にカラー版が発売されました。
当時私はアイムノットボーイだったのでSNKが出してたネオジオポケットにハマっていてこのワンダースワンシリーズは全く触らずじまいでした。

以前、ハードオフ新居浜西喜光地店に行った際にワンダースワンカラーを324円で入手。
今はワンダースワンやGBAなど当時の携帯ゲーム機が死ぬほど値上がりしていますがこの頃は激安でジャンクが手に入ったわけですね。

で、FF4を買ってみて遊ぼうかと思ったんですが・・・


死ぬほど液晶が見づらい


死ぬほど明るい撮影用のビデオライトで照らしてこれですからね。。

まあ、経年劣化しているってのもあるかもしれませんがどうも当時からワンダースワンカラーの液晶は見づらいと不評だったようでそれを改良したワンダースワンクリスタルが2002年に発売されています。


開発者はちゃんとこれでゲームをクリアしたのかと疑問に思うほど見づらい液晶ですが当時の液晶だから仕方ない、というわけでもなく同時期に発売されているGBCやネオジオポケットカラーはクジャクの羽のように美しく鮮やかな色の液晶だったのでケチったせいでしょうかね。

この液晶を見て私は全く遊ぶ気が起こらなくなり封印していました。

さすがにほぼ国内でしか流通していないとされるワンダースワンの互換液晶が出るとは思っていなかったんですがそこはさすが中華様、商魂たくましい。
お値段はたしか独身の日の値引きが入って5900円くらいだったかなと。


おめー324円のおもちゃの修理に5900円も出せるとか金持ってんなと言われそうですがそんな事は全くありません、全部つぎ込んでるだけです。


それじゃあ、とことん喜ばせてやるからな

内容物


キットの中身はまずT7のトルクスレンチ。
特殊ネジがつかわれていますので持っていない方にはうれしい。


交換用の液晶。
フィルムケーブルが生えていますので切らないように気を付けないといけませんね。


液晶の制御基板。
色や明るさを変更するタッチセンサーがすでにはんだ付けされています。


本体と液晶制御基板をつなぐフィルムケーブル。


交換用ガラススクリーン。
オリジナルのは樹脂製なので傷だらけの場合が多いため新しくなるのはうれしい。


液晶の制御基板に電気を供給するワイヤー。
これは後ではんだづけします。


固定用の両面テープやら絶縁シートやら。

分解


トルクスネジを6本抜きます。
付属のレンチで回していましたが死ぬほど回しにくいので手持ちのドライバーをつかいました。
やはり工具はまともなやつを持っておくのがいい。


下側が軽くつめで止まっていますので気を付けながら外します。


電池ボックスのロックスイッチがなくなりそうなんで先に外しておきます。


フィルムケーブルがコネクターに差さっていますのでストッパーをスライドさせて抜いておきます。
これで基板が外せます。


この個体はワンダースワンカラーでよくある電源ボタンの接触不良でジャンクだったと思われるので購入時にアルミホイルで接点を復活させています。


ひねるようにして液晶の両面テープをはがして液晶とスクリーンを外します。


残ってる両面テープやらをはがして水洗いしました。

組み立て

液晶固定用の両面テープを貼り付けます。
専用のが付属していましたが気分的に手持ちのものを切って使いました。


液晶の裏の金属部分にショート防止のシートを貼っておきます。


液晶の位置は外装の左下に合わせるといいらしい。


ここでスクリーンもつけておきましょう。
今回のはフルラミネーションではないので液晶とスクリーンの間に隙間があります。
ほこりが入らないように注意。


スクリーンはサイズがかなりぴったりで取り付けがギッチギチです。
もう二度と外せないんじゃないかと思うくらいバチンとはまります。


あらためてよく見てみると・・・
これはまずいですよ!
パチモノでロゴをそのまま使うのは!


液晶の制御基板が一枚増える関係でスペーサーのクッションをむしり取らないといけません。
これがかなりがっつり張り付いていました。


ここでボタンの接点なども無水エタノールで洗浄しておきます。


ワイヤーを電池ボックスが来るところにはんだ付けします。


プラスとマイナスの接点部分に一本ずつ、フラックスを塗って予備はんだをしてワイヤーをくっつけるだけの簡単なお仕事。
はんだ付け初心者も練習がてらできそうな難易度ですね。


プラス側はこの穴に線を通しておくといいらしい。


液晶制御基板のBATとGNDのポイントにはんだ付け。
プラスマイナスを間違えないように。


フィルムケーブルをコネクターにつけておきましょう。
差し込んだ後、ストッパーを倒して固定するだけ。


各部品の位置関係はこんな感じ。


液晶のフィルムケーブルを制御基板に差し込んでおきましょう。
その後、液晶制御基板を両面テープで固定。


タッチセンサーは上の方に貼り付けておきましょう。
こういうのって結構感度3000倍なんで変なところにつけると誤爆しますね。


あとは絶縁シートをメイン基板側にも貼ってワイヤーがボタン類に干渉しないように戻して


フィルムケーブルを取り付ける。


いい感じに収まりがつくように折り曲げましょう。


組みなおして完成です!

動作チェック


ワンダースワンはカセットがしっかり刺さっていないと電源すら入らないので最初起動しなくてちょっと焦りましたが無事起動!

んー、いやに喜んでるな?

相変わらずこの手のIPS液晶はめっちゃきれいです。
元の液晶とは比べるのもおこがましいくらい。


4ドットを1ドットとして表示しているようでドットの隙間は肉眼ではほぼ見えません。

きれいな画面で見るとワンダースワンカラー、SFCとそん色ないグラフィックですよねぇ。。


少し気になるのが画面の四隅が少し暗い。
バックライトにムラがある感じでしょうか?


タッチセンサーで色の変更。
これはモノクロゲーム向けですかね。


もう一つのセンサーは明るさ調整。
やはり感度3000倍なのでセンサー同士をもう少し離して貼り付けたほうがいいかも。

悦ばせた


というわけでワンダースワンカラーをとことん悦ばせることに成功しました。

近所にほとんどソフトが売ってないのがネックですが見つけ次第確保していこうと思います。

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