先日復活させたDUOですが、ひとつ残念な点が。
それは映像出力がコンポジット(黄色のプラグのアレ)しかない事。
公式でコンポジットしか対応しておらず、ケーブルを用意したら
RGB出力ができるなどといった軟弱なゲーム機ではありません
改造を施すことでRGB出力を増設できる!
しかし、内部のチップから直接信号を引っ張り出すことで
RGB化できるということを10年以上前に知ったわけですが
敷居が高く敬遠しておりました
今回スキルアップも兼ねて挑戦することにしました
PCエンジンのRGB化は国内国外問わず
情報が豊富にあるのでそれらを参考に。。
出力端子を5ピンから8ピンへ
まずデフォルトの出力端子であるDIN5ピンを外しました
ハンダ付けされてるコネクターやらを外すのは
非常に苦手ですが気合でがんばりました
DIN8ピンコネクターへ付け替えるわけですが
8ピンについている金具は穴の位置が違うので5ピンのこの金具を移植します
海外サイトでは気合で基板に穴を開けていましたが面倒なのでこの方法で。。
映像チップに直接配線をハンダ付けし信号を取る
一番の難関の超狭いピッチのICの足に直接ハンダ付け
0.32mmの細い単線を使いました
ちょっとだけ予備半田を付けてICの足に乗っけてコテを当てる感じ。
下手するとPCエンジンが再起不能になるんですがなんとか成功。
専用RGBケーブルを作ってテスト
増えた3ピンにRGBを結線しました
それ以外は同じなのでもとのビデオケーブルも流用できます
同期信号はコンポジットビデオからとりました
コンポジットビデオを同期に使うときは同期分離回路がないと
業務用モニターに映らないのですが
うちの場合、業務用モニターに映す際もXRGB-2の15Khzモードを経由して
接続しているので
同期分離されてきれいに映ります
チップから無事信号が取れているのを確認。
しかし、映像が暗いので増幅しないといけません
映像を明るくするためRGBアンプを自作する!
ネットで回路図を探して印刷してにらめっこしながら作っていきます
何種類か回路図がありましたがとりあえず一番簡単なやつで組んでみました
+5VとGNDはDINコネクタのパターンから取りました
明るくはなったがノイズが・・・
おー、明るくなっとる!
しかし、ゴーストやノイズが出てるので一旦回路を見直しました
RGBの線とGNDを太いものに変えました
ノイズやゴーストの原因はGNDの線の細さが原因だったようです。。
(なんとなくRGBと同じ0.32mmの線を使ってた)
ノイズ・ゴーストはだいぶなくなりました!
まだちょっと縦線ノイズが残っていますが
とりあえずこれで完成ということで。。
映像比較!見違えるほど美麗に!
上・コンポジット
下・RGB
とにかくクッキリで感動です。
このDUOは家宝にしましょう。
オススメ工具
ハンダゴテ
愛用のハンダゴテ・FX600です。
1000円程度の安いものでも作業は行えますがもう少しお金を出して
温度調節機能の付いたものを使うと非常にはんだ付けがやりやすくなります。
国内メーカーのものですので安心です。
レビュー記事はこちら
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