今回は先日入手したモバイルギアのバッテリーのセル交換を行おうと思います
電池が持たない
モバイルギアのバッテリーですが合計3個付属しておりまして
そのうち1個がかろうじて20分ほど使えそうな感じでその他は完全死亡。
これではせっかくのモバイル端末の魅力が半減ですのでシグマリオンのときのように
バッテリーの中身を交換するセル交換を行ってバッテリーを復活させようと思います。
この機種のバッテリーですが、シグマリオンと同じくらいのサイズとなっており
おそらく18650が2本直列につながっているものと思われます。
今回、前回と同じく楽天市場で保護回路無しのものを2本1120円で入手しました。
シグマリオン2のバッテリーセル交換の記事はこちら
はじめにお約束
今回の記事の作業は
リチウムイオンバッテリーという
取り扱いを誤ると発火や爆発に至る可能性のある
非常に危険な物を扱うため、決して軽い気持ちで
真似をしないでください
バッテリーの開封
バッテリーを分解していきますが、バッテリーのつなぎ目に沿うようにカッターの刃を何度も走らせていきます。
交換後の仕上がりをある程度きれいにしたい場合はここで根気が求められます。
マイナスドライバーが挿しこめるような感じになったらバッテリーセルと
ガワを引きはがすような感じでマイナスドライバーを突っ込んでいきます。
この時、制御基板を傷つけてしまうと再起不能になってしまうので注意。
しかしバッテリーはガワに両面テープで貼り付けられているので
ある程度強引にいかないと外せません。
大胆かつ繊細な作業が求められます。
このようにバッテリーと制御基板が取り外せました。
この状態を写真にとっておきどんな感じで配線されているか記録をとっておきましょう。
あと、制御基板を変なところでショートさせないように作業中は最新の注意を払いましょう。
セルを交換!
今回はタブは再利用せず、98ノートのバッテリーで使用したハンダ吸い取り線を使用します。
ハンダ付けをしやすいようにリューターで電池の接点の表面を荒らし
スポット溶接的にちょんちょんとハンダ付けしていきます。
加熱しすぎたり電池をうっかりショートさせるとバッテリーが破裂したり
激しく火を吹いたりするのでセル交換は命がけの作業と思ってください。
バッテリーがハンダ付けできたら制御基板を元通りハンダ付けします。
電池の+側の線は絶縁を厳重にしておきましょう。
電池の筒の部分は全部がマイナス側になってたりするので万が一電池のビニール被服が
破れてしまった際にショートする恐れがあります。
最後にテスターで電圧を測って問題が無ければうまくケースに収めて・・・
満充電になるまで発熱などを気にしながら放置。
充電が自動で止まれば成功です。
バッテリーだけで駆動させてみたところセル交換をしたシグマリオンと
同程度の電池もちになりました。
毎日持ち出して40分程度のテキスト打ちに使用して4~5日充電がいらない感じですね。
ちょいとバッテリーのつなぎ目がみすぼらしくなったので
ダイソーのカーボン調シールを貼り付けて隠しました。
しかし、海苔巻きせんべいみたいになってちょっとカッコ悪いかな・・・?
というわけで、バッテリーが劣化していてモバイル機としては
ちょっと使い辛かったモバイルギアですが
長時間駆動が可能となりテキスト打ちマシンとしてかなり実用性の高いものとなりました。
こういった古い機器が現役当時のように蘇ってくれると嬉しいですね。
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