2016年11月
前々からやってみたいと思っていた自作アーケード筐体を作りました
その時の記録です
思い出のネオジオ筐体っぽい アーケード筐体を作りたい!
どうせ作るなら思い入れのある筐体っぽいのを作りたいということで
子供のころに近所の個人商店に置いてたネオジオ筐体っぽいのを作ることにしました
小学生のころ、これで初代餓狼伝説やNAM-1975で遊んでいました
まず、全くの素人がいきなり作るのは無理なのでいろいろ参考にさせていただいたページがこちら
http://ayasuke2.exblog.jp/
おおまかな仕様と形を決める!
譲れない点としては
・実機のMVS基板を動作させる
・2Pプレイ可能
・レバーボタンは当然アーケード仕様のものを使う
・ステレオスピーカー
・汎用性もほしいので6ボタン仕様
(SC-19の配置は使いにくいのでA落ち横並びができるように)
とりあえず完成イメージを形にするために段ボールで立体化
モニターを突っ込んでそれっぽく。
モニターはハードオフでジャンクだったDELLの17インチ(1080円)
工具が無い!そんな時はAmazonだ!
木を切るために工具を購入しました
3000円くらいのジグソーと2000円くらいのサンダー
ジグソーは曲面を切るのに便利です
サンダーはやすりがけが速攻でできます
これとは別に小型の電動ドライバーやらホールソーを購入。
インパクトドライバーは以前から持っていたのを使用。
(日立の15000円くらいのやつ)
工具だけで結構な出費でした
板を切る!
木を切って養生テープで仮組みしていきます
モニターの下にあるのは音声アンプ
MV-1Fのヘッドホン端子からステレオ音声を取る予定です
ショップからアケ仕様のボタン・レバーを入手
基板屋のトップスさんからボタンとレバーを購入。
レバーボタンともにセイミツ製にしました
レバーはLS-32とエクステンションバー
(6ミリ厚のコンパネに付けるので軸が短くなっちゃうため)
ボタンはネジ式にしました
ネオジオ筐体で使用されていた縁の黒いボタンですが
押す部分が平面でなくサンワボタンのように若干丸みがあって
押しやすくなっています
ホールソーで穴あけしてレバーボタンを仮組み
パネルは鬼目ナットを使ってネジで取り外しできるようにしたのでメンテは楽です
ボンドを塗って木ネジを打ち込んでいく!
組み立ては木工用ボンドを塗った補強用の角材を木ネジを使って
がっちり固定します
木工用ボンドだけで意外と強力にくっついてくれます
木ネジは木が割れないようにドリルビットで下穴をあけ
面取りビットを使って頭が飛び出さないようにします
モニターはVESA穴にネジで取り付けてくりぬいたモニター枠を取り付けて
いい感じになりました
組みあがったら木工用パテでキズや隙間を埋めてサンダーで平らに整えます
スプレーであの色に塗装 MDFはそのままでは塗装困難!
スプレーで塗装します
下地として白を数回吹いた後、マスキングして各色を上から吹き付けました
ベースに使った桐集成材はいいんですが、コンパネに使ったMDFが曲者で
いくらスプレーを吹いても染み込んで色がつかない。。
ひたひたに浸かるレベルまで吹き付けてようやく色が付きました
表面の穴をふさぐ『目止め』という作業が必要だったようです
基板が動くように内部配線
内部の配線などを仕込みます
MVSを内蔵するため、配線はJAMMA規格にします
中国通販のAliExpressで筐体自作用のJAMMAハーネスが送料込み1800円
電源が2000円くらいで売ってたのでそれを取り寄せました。
映像の15Khz→31Khz変換は、この時点では持ってた中華アプコン(これもAliExpressなら2000円くらい)を使用しました
ロゴの印刷
ネオジオのロゴを印刷します
海外サイトで有志が作ったベクターデータがダウンロードできたので
高解像度に変換して
エーワンのフィルムラベルに印刷。
アクリル板の穴開け
コンパネの仕上げとしてアクリル板を敷いて印刷したパネルシートを挟む形にします
アクリル板の穴あけは難易度が高いですが
ホールソーを高速回転させながら軽く押し当てて
摩擦熱で溶かし斬る感じで穴をあけました
コンパネは完成
一応、ネオジオ以外のゲームも遊べるように6ボタン仕様にしています
黒いつまみはカチっと回すとボタン配置がストII仕様の6ボタンから
ネオジオ仕様のA落ち横並びに切り替わります
家庭用ネオジオを長年遊んだ身としてはネオジオは横並び以外ありえません
黄色と赤のボタンはコインとスタート
基板を仕込む!
背面の扉を開けたところ
MV-1Fがちょうど入る大きさです
排熱は少し考えないといけませんな
電源は信頼性の高いものを
完成し、しばらく遊んでいましたがどうにも中華電源が
信用ならんので新しいのを手配。
中華電源にグラディウスIIなどの電気食い基板をつないだところ
電圧が4Vまで降下し立ち上がらないためまともなのと入れ替えました
結果、安定して立ち上がるようになりました
やっぱりアプコンはXRGB
中華アプコンの画質に不満を感じたため、テーブル筐体でも使用しているXRGB-2を入手
中華アプコンはキャラの影のような1フレームごとに点滅しているオブジェクトや激しく動く部分に
ブロックノイズのような謎のノイズが乗って気になるので。。
完成してあとは遊ぶのみ!
そんなこんなで完成した愛着のある自作筐体でバリバリ遊ぶとしましょう。。
コメント
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似たようなもの作ろうかと思っているのですが
電源切るときはどうするんですか?
キーボードを使います?
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すいません、PCじゃないですね
失礼しました
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PC入れる場合はマザーのピンヘッダから電源の配線を
ボタンに繋いだらいいんじゃないでしょうか。。
テーブル筐体用で自分が使ってるランチャー(mGalaxy)は終了させると
自動でシャットダウンするようにするオプションがあるので
それを利用しています
同じような物を作ろうと考えているのですが
ボタンの配線などはどうなっているのでしょうか?
アーケード基板で遊ぶのでボタンレバーはJAMMAコネクターへ直結です。
この筐体のようにスイッチでボタン配置を変える場合はトグルスイッチを間に入れて分岐させます。