ハードオフ丸亀店のワープロコーナーにMSX2が置かれていました。
FDDが搭載されたMSX2が5500円なら安い!と思って購入。
今回はこのナショナルのFS4600Fを紹介します。
ワープロパソコン
なんでワープロコーナーに・・・と思って見てみると
なんとこのMSX2にはプリンターが内蔵されているようなんです。
奥行きが他のMSX2に比べて1.5倍ほどありとにかく大きい!
シューティングゲームの空母系ボスキャラのような威厳があります。
各部を見ていく
キーボードはテカリもほぼ無くてキレイ。
カチャカチャやった感じ、打ち心地も結構良い。
MSXの特徴である2基のカートリッジスロットもあり。
本体の奥の方。
これ見よがしに『ワープロ・パソコン』とのプリントがありますね。
反射で見えないんですがメインRAMが128KBも搭載されているようです。
一番奥はプリンター部になっており紙押さえレバーや印刷可能を示すランプがあり。
緑のボタンは電源ボタン。
プリンターのカバーを外すと印字ヘッドがあり
インクリボンカートリッジを装着するようです。
CF-PR120という専用インクリボンカートリッジなため現在入手困難です。
右側面にはMSXには無くてはならないゲームパッドのポートとリセットボタン
2DDのFDDが内蔵されています。
同じMSX2でもFDDがあるのと無いのとでは価値に天地の差があります。
丸いのは紙送りのつまみ。
この角度から見るとホコリが積もってるのが目立つ・・・
綺麗にしてから写真撮ったらよかったな。
背面左側。
MSX2なら標準装備とされているのRGB出力。
機能切り替えのディップスイッチは内蔵ワープロソフトを使うか否かや
印字間隔などを変更可能。
外部プリンター端子とその横には内蔵プリンターとの切り替えスイッチ。
保存媒体にカセットテープも使用可能ですのでそのケーブルを挿す端子。
背面右側。
AV出力、RF出力のチャンネル切り替えとRF出力端子。
一般的なTVなら黄色と白のコンポジット端子で接続するのが簡単ですね。
当時モノのFDDの保護シート。
こういうのもあると嬉しい。
つーかあんまりFDD使ってなかったのかな?
動作チェック
電源を入れるとプリンターのヘッドが初期化のために動いた後
見慣れたBASICの画面ではなく機能選択の画面になりました。
数字ボタンでワープロか住所録作成かBASICを選ぶようです。
ワープロは後回しにしてカートリッジスロットとFDDが生きているか確認します。
写真を撮り忘れましたがカートリッジスロットOK、FDDも読み込みOKでした。
機能選択からBASICを選ばないとFDDを読み込まないのでゲームが起動しません。
背面のディップスイッチを弄るとBASIC起動のみにできるようです。
サウンドはMSX2標準のPSG音源のみでFM音源を使うには拡張カートリッジが必要。
音はしっかりと出たためソニー製のMSXのようにコンデンサ交換は不要かな?
この機種のメイン機能であるワープロを使ってみました。
デフォルトがカナ入力だったり変換で出てこない漢字が多かったりと
Windowsでの文字打ちに慣れていると使いにくい代物ですが
ちゃんと文章は作成できそうです。
キーボードもすべて効くようですね。
フォーマットしたフロッピーディスクに保存もできました。
この年代のMSXのFDDがノーメンテで動いてくれるとは感動ですね。
絶対使わねーだろうと思いながらもプリント機能を試してみたく、感熱紙を買ってきました。
インクリボンカートリッジは入手困難ですが熱転写型のプリンターは保存性は落ちますが
こういった感熱紙に印刷できることが多いです。
感熱紙をセットしてヘッドの前まで送り、紙押さえレバーを倒して・・・
印刷品質は24×24ドットとのことですがきれいに印字できており普通に使える品質ですね。
わざわざこれで文書を作ることはないと思いますがロマンがあっていいと思います。
ただ、起動やリセットのたびにプリントヘッドの初期化が行われるため
ガーガーとうるさいのと、もしここが壊れた時にちゃんと起動して
最悪MSX2としてだけ使えるのか不安です。
スイッチで外部プリンターに切り替えたりワープロソフトを無効化しても
このヘッドの初期化は毎回行われるみたいです。
当時のマニュアル
付属品として当時のマニュアルが付属していました。
全部は揃ってなさそうですがこれは貴重。
BASICの基礎が書かれていて簡単なゲームのサンプルプログラムがありますので
時間ができたら打ち込んでみようと思います。
こういうのでゲーム作りたいなぁ
・・・というわけで入手したプリンター付きMSX2はなかなか面白い代物でした。
サイズが大きいため常設はできませんがたまに引っ張り出してしょうもない文章を
印刷して動かしてやりたいです。
コメント
懐かしいです。昔使っていました。
ワープロ機能で、ビデオテープのインデックスシールを作成していました。
たしか、独自の文字を作成出来る機能が付いていて、
当時ハマっていたF1のラベルに印刷するため[FIA]のロゴを自作した覚えがあります。
我ながらよく出来ていました。
完動品のMSX2が5,500円は破格ですね!
コメントありがとうございます。
当時から使用されていたんですね、自作文字はちょっと気になったので次に引っ張り出したときに確認してみようと思います。