ジャンクフロッピードライブをMSXで使えるか実験してみた


フロッピーディスクドライブが安く売られてたら
買うようにしています。

貴重な存在になりつつあるんですがまだまだ110円とかで買えますね。
今回、普通の3.5インチFDDをMSXで使用できるか実験してみました。

MSXにPC用のFDDは基本的には使えない


結論から言うと、一般的に入手できるAT互換機用のFDDは
MSXなどのレトロPC系には使用できません。

レトロPC用の3.5インチFDDと現代のPC用の3.5インチFDDは
接続コネクター自体は同じですがの34ピンの信号の種類が違っていて
レトロPC・・・Ready信号
AT互換機・・・Diskchange信号
・・・となっています。
詳しくは割愛しますがドライブの状態を見ている信号の種類が
違うと言うわけでそのままだと動作しません。

しかし、今回入手したPC用FDDですが・・・


基板上にRY(Ready)とDC(Diskchange)の切り替えスイッチを
取り付けるであろうパターンがあり、ちょいと弄ることで
Ready信号が出せるのでは、と思いググってみました。

パナソニックのFDD


今回入手したのはパナソニックの
JU-256A416P
JU-257A606P
型番違いで同じ形をしています。

JU-257A606P modified to work with the Amiga
軽くググってみると、海外でこのFDDをAmigaで使用するために
改造を施している方の記事を見かけました。

やはり基板上のジャンパー位置を弄ることでレトロPCにも対応できるような
設計になっているようです。
よくあるパターンカットやチップの足から信号を取るといった
難易度の高いことはしなくてもいいようです。

ということで、今回はこのパナソニック製のFDDをReady化しましょう。

分解し、改造を施す

分解方法


まずはカバーを外すためネジを2本外します
ネジを抜いたらあとは爪で引っかかってるだけで簡単に外れます。


基板を外すためにはヘッドと繋がってるフィルムケーブルを抜く必要があります。
慎重に引き抜きましょう。


基板についているネジを4本抜きます。
この時点でまだ基板を外そうとしてはいけません。


これ、モーターと繋がっているフィルムケーブルも外す必要があり
ハンダ付けされているのとフィルム自体もノリのようなもので貼り付けられているため
はんだをこてで温めながらペリペリと剥いで行く感じでフィルムケーブルを外します。
ノリはそこまで強力ではなく比較的簡単に剥がれます。


もう一本フラットケーブルがハンダ付けされていますが、作業する上で
これは外さなくてもいいので基板をくるっとひっくり返して
テープで仮止めして作業します。


的となる部品はこの辺り

ドライブ番号を1から0に


まずドライブ番号を設定しているジャンパーを変更します。
PC用のFDDはドライブ番号が1で固定されているため0に変更してやります。

D0・D1とシルクのあるこの辺りの0Ω抵抗を外します
デフォルトの状態ではD1側が通電するようになっています。


この抵抗をここの位置に付け直すとD0側が通電するようになり
ドライブ番号が0となってレトロPC上では1番目のドライブとして
認識されるようになります。

抵抗はフラックスを塗って左右のハンダを交互に温めることで
簡単に外れました。
後はピンセットで位置調整をしてはんだ付けするだけ。
フラックスは絶対あったほうがいいです。

スライドスイッチを実装できるような設計になってるみたいですので
サイズの合うスイッチがあればワンタッチで切り替えできそうです。

34ピンの信号をReady信号へ切り替え


ちょっと右側にあるこのパターン。
ここの0Ω抵抗の位置を変更することで34ピンの信号が
切り替わるようです。

デフォルトではDC(Diskchange)になっていますので・・・


RY側(Ready)に付け替えます。
ここもスイッチを実装できるようになっていますね。

上のサイトではAmigaで使用するためにDCのパッドから2ピンへジャンパーを
させていますが、今回使用するMSXでは2ピンはNCとなっており
Diskchange信号は不要なため未接続とします。

動作チェック!

行きつけのハードオフにて。。 ソニーのMSX2が入荷していておおっと思いましたが・・・


我が家のメインMSXであるSONYのMSX2+ HB-F1XDJの代替ドライブとして
使用できるか確認します。
コネクター類は同じなため、差し替えるだけでOK


純正ドライブはHB-F1XDとは違い、ベルト式ドライブなため
ベルトが切れてしまうと読み込み不可となります。
また、動作音が大きいです。

入手時、ベルトは前の持ち主が交換していましたが
やはりベルトレスドライブにしてしまいたいところ。。。

さて、仮組みしてMSXのソフトを起動します。


キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
読み込みはスムーズで音も前のドライブより静かです。
では早速組み直して・・・


あ・・・
イジェクトボタンの位置が合わねぇ!!!!!
(´・ω・`)ショボーン

世の中そんなに甘くありませんでした。。
本体を削るような加工はしたくありませんので今回は諦めて
このドライブが使えそうなMSX本体を探そうと思います。


並べてみれば一目瞭然ですね。
上からALPS製・SONY製・Panasonic製になりますが
Panasonic製だけイジェクトボタンの位置がすこしズレています。
ほかのメーカーのものでReady化できるものを探したほうがいいですかね。。

今回使用したもの

半田ごて

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フラックス


これを塗ることでハンダ付けがやりやすくなります。
ほぼ必須アイテムです。
特に今回の表面実装パーツの付け外しの場合は絶対あったほうがいいです。

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コメント

  1. daiki より:

    修理屋は3Dプリンタでイジェクトボタンを作ってました。
    恐らくこのタイプのFDDも知っているかと

    • setsuhiwa より:

      3Dプリンターはいずれ手を出してみたいジャンルですねぇ
      イジェクトボタン作りたいです

  2. 山田 より:

    先日、ずっと押し入れにいれていたHB-F1XDをだして遊んでました。でもFDDを起動させるとしばらくして動かなくなりました。モビロンバンドでなんとかしようと思ったのですがベルト式ドライブではないのですか?

    • setsuhiwa より:

      HB-F1XDはベルトレスドライブですね。先日手に入れたウチの個体もそうでした。
      ただ、ネットを見てるとベルトドライブのバージョンもあるなどといった情報もあり詳細は不明です。
      読み込めないのはヘッドの汚れなどの可能性もありますので清掃などで復活するかもしれません。

      • 山田 より:

        早速のお返事ありがとうございます。

        >ネットを見てるとベルトドライブのバージョンもある
        >ヘッドの汚れなどの可能性もあります

        そうなんですね。これはきちんと確認する必要がありますね。

        ネットで見てると丹青通商の「YD-702B」で動いたという情報があるのですがどう思われますか?

        • setsuhiwa より:

          YD-702BはMSXでの動作報告が多数あるので動くと思います
          ガワを無改造でいけるかはちょっとわからないですね。

          • 山田 より:

            今のFDDがダメならちょっと試してみたいと思います。
            アドバイスありがとうございました。