なぜかカセットデッキ/一般ジャンルに出品されてたX1マニアタイプ
マニアタイプの予備機が欲しいと思ってたので
とりあえず入札してたらそのまま落札できました
送料入れて4300円くらい
相場はわかりませんがマニアタイプ一号機はハードオフで5400円だったので
それより安く入手できました
通電ジャンク!
とのことです
通電している写真もあり。
カセットが自動で開くならIPL待ち受けまで進んでるので
メインボードは生きていると思われる。
いまとなっては貴重な?
デジタルRGBケーブルが付属。
使う機会があるかはわかりませんが持ってて損はない
天板がサビていますがまあ、許容範囲
通電するはずだが・・・
しかし、うろたえてはいけません
この程度で出品者に文句を言ったり悪い評価をつけるのは
ジャンクを落札するということの意味が分かっていないアマチュアです。
このくらい古い機器になると出品時の動作確認では通電していても
その通電で数十年間眠ってたコンデンサがびっくりして液漏れし
到着時には死亡しているというパターンはよくあることです
(ゲームギアのジャンクを修理していると、たった今漏らしました的な液漏れはほぼ毎回ある)
なので私はこの程度の出品情報との相違は出品者に非はないと考えます
ジャンクなど壊れてたら直せばいいのです
思わぬお宝が入っていた!
つーわけで修理しますか。。
と、気が付いたのがなんかカセット入ってる?
本体カバーを開けて内部からカセット扉を開いて取り出すと。。
BASICのカセットテープ!
BASICのテープは持ってなかったのと
単品ではなかなか出品されないのでこれはいい買い物でした
さっそくバックアップを作りました
修理を試みる
まずは内部を確認
今回入手したX1の内部。
GRAMはついてるのでゲームをする分には問題なし
最悪本体が直らなくても予備として使えると思われ
そのほかの拡張は無し
あ、ちょっとヤバい
早速、ニッパーで切除しました
なんかサビてるところがありますが表面だけみたいで
無水エタノールで洗浄したらきれいに取れました
若干、腐食気味ですがまあ被害は最小限っぽい
おそらく原因は電源!
電源をバラしてみる
テスターを当ててみると本来出てるはずの+5Vが出てないので電源の故障で間違いないですな
ACコード部分やヒューズは導通してるのでコンデンサですかね
なんか安全弁が樹脂でしっかり固められてて意味を成してないのが気になりますが。。
ネットで調べるとコンデンサ以外にもサイリスタという部品が
爆裂して壊れることもあるらしいですが、今回そのような部品の損傷も見当たらず
コンデンサを交換しよう!
とりあえずコンデンサを交換してみようかと思います
こういうでっかい奴はもっていないんですが
100uf、220uf、47ufあたりは使用頻度の高い
耐圧のを常備してるのでこの辺を交換
うーむ、なんか粉を吹いてらっしゃる。
表面のビニールも焦げ茶色に変色してる部分があるし
コンデンサを外した跡地が濡れてたりしたので
最近漏れたコンデンサもあるようです
通電OK!
キター!!
無事IPL待ち受けまで起動!
カセット扉も動きが若干渋いながらも自動で開いた!
(この後、グリスアップと調整で具合よく開くようになりました)
データレコーダー部を修理!
あとはカセットデッキを修理するのみ
やはりフライホイールのゴムが経年劣化でガビガビになってます
とりあえず貼りついて残ったゴムベルトの除去。
表面は固まってるんですがマイナスドライバーで削ると中はネチョっとしてます
綿棒と無水エタノールで根気よくネバネバをきれいにしていきます
モーターの右にあるネジを一本外すと隙間ができるのでそこに新しいゴムを
滑り込ませてピンセットなどを駆使してホイールに引っかけます
前回はデッキごと本体から外して作業しましたが面倒なので今回はつけたままやりました
仮組みしてバックアップ版ゼビウスでロードテスト・・・
お、いけるっぽい
無事起動\(・∀・)ノ
このあと製品版でも読み込み確認!
サウンドOK
前後キーボード端子OK
ジョイスティックポートOK
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