【RGB】40代おっさんゲーマー、ファミコンを最強に改造しちゃうRGB2C02Nに貯金を全部つぎ込んでしまう!【スプライト拡張】


こんにちは。欲しいものには全部つぎ込む系Youtuberのプンソンです。
今回は面白いものを入手したのでこちらを紹介します。

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RGB2C02N


これはなんぞや?というお話ですがRGB2C02Nというファミコンの機能を拡張するキットでこれを装着することで本来ファミコンではできないことができるようになるらしい。


まず映像出力。
ファミコンの映像出力といえばRF出力という表現が正しいのかはわかりませんが地上アナログチューナーの電波に割り込ませて表示する?というのがメインでした。


ツインファミコンやニューファミコンでようやく黄色の端子のビデオ出力ができるようになりましたね。


ぶっちゃけ、それらはお世辞にも画質が良いとは言えないというかギリ受忍限度の範疇といったレベル。


ちなみにニューファミコンはSFCと同じケーブルが使用できますが本体端子からS映像やRGB出力は出ておらず黄色のビデオ出力のみです。


それを15KHzと31KHzのアナログRGBというアナログ信号では最高の画質が出せる出力を追加できるとのこと。
ファミコンのRGB出力はNESRGBというのが有名で私も組み込んだファミコンを1台所有していますがこれは15KHzのみ対応で31KHzは非対応でした。
31KHzに対応していればPCモニターに映すことができ遊びの幅が広がります。


もう一つはスプライトの拡張。
ざっくり説明するとファミコンはキャラクターをたくさん出すことが苦手で例えばドラクエで横にキャラが5人並ぶとちらつきが発生していましたがそれをある程度緩和してくれるらしい!
(動画でないとわからないんですが左のじいさんと映ってないけど右の4人目のキャラがチカチカ点滅してる)
これはすごいことで弾の多いシューティングゲームを遊ぶときに見やすくなるってことですよ。


このキット、死ぬほど大人気で初回頒布版は即完売で約二か月後の二次頒布版をなんとか手に入れた感じです。


お値段は驚愕の17,980円!

販売ページ
2024年8月現在、売り切れで再販は未定とのことです。
頒布元(BAKUTENDO様)


おめー、ファミコンにそんなに出せるとか金持ってんなと思われそうですがそんなことは全くありません、全部つぎ込んでるだけです。

ニューファミコンに組み込む


早速ですがニューファミコンに組み込みます。
今回のキットはニューファミコンもしくはツインファミコンに組み込むのが前提になっているようですので昔ジャンクで購入したニューファミコンをゴキゲンな仕様に改造することにしました。
こいつ、ゲーム読み込みしませんでしたとか言って普通に動くというジャンク詐欺だったんですよね・・・

【PR】Switch/PS5/4/3のコントローラーがNewFC/SFCで使えるスーパーコンバーターがすごい!
こんにちは、レトロゲーム大好きなプンソン(@setsuhiwa)です 今回は台湾のゲームアクセサリーメーカーのBrook様より Switch/PS3/PS4/PS5のコントローラーをニューファミコンやSFCで使うことができる ...

コントローラーがないんですが昔Brookから案件でもらったスーパーコンバーターがあるのでPS4コントローラーで遊べます。
これでシューティングゲーム配信やRPG配信とかしたいね。

手順は頒布元(BAKUTENDO様)のサイトを見ながら進めます。


まずは開封します。
NEWファミコンはいつもの任天堂で使われているネジが使用されているので持ってない方はAmazonとかで買いましょう。


底のネジ4本で蓋は開きます。


基板を固定しているネジを外します。
放熱板の奥にも2本隠れています。
そのた外せるねじを外しておきましょう。


まずやりたいのはノイズ軽減のためにGNDパターンをカットします。
何を言ってるのか分からないかもしれませんが頒布元の方で推奨されている作業を行います。

作業手順としては放熱板と電源プラグ、マルチ端子をいったん取り外してマルチ端子のGND部分のスルーホールのパターンを除去してRGB2C02NのGNDと直結するって感じ?

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ここはもちろん電動ハンダ吸い取り器の出番です。
マルチ端子はピン数が多いのと再利用するため電動ハンダ吸い取り器がないときついかも。


外したマルチ端子の跡地の5番ピン、6番ピンの穴を1.6ミリくらいのドリルで拡張してパターンを除去すればいいらしい。
我が家には2㎜のドリルしかなかったんですがそれを使って何とか除去しました。


あと、9番のVIDEOの部分もカットが必要。
音周りに改造を入れない場合はここまででOKかな。


終わったら外した端子やらを再度ハンダ付けしときましょう。


もう一つ、基板に74LS373が使われていた場合は付属の74HC373へ交換が推奨とのこと。
なんでかは知らん。
たしかNESRGBの取り付けのときも同じことが書いてたなぁ。


これもハンダ付けされてるんで電動ハンダ吸い取り器で外しますがこれが結構ぎっちりはまってて外すのに苦労しました。
再利用しないんでニッパーでぶち切って足をあとから除去する方法でもいいかも。
外れたら新しいパーツをハンダづけします。


ファミコンのPPUを外します。
PPUはパソコンでいうグラフィックチップみたいなもんでしょうか?
デフォルトでRGB出力に対応していないこのPPUを互換品に置き換えたり信号を解析して変換する基板を取りつけることでRGB出力化を実現できるらしい。


足が多いので外すのが大変かと思ったんですが比較的楽にボロンッ!しました。
ただ、やはり電動ハンダ吸い取り器を持っているのが前提みたいなキットですね。。


跡地に付属のICソケットを取り付けます。


ここで基板を組み立てましょう。
RGB2C02Nに付属の丸ピンをハンダ付けします。


ついでに各出力端子の部分にピンヘッダを付けてコネクター式にします。
直に配線をはんだ付けしてもいいんですが簡単に取り外しできるようにしていた方がメンテ性が上がるので。
ピンヘッダやコネクターは付属していませんが頒布元のHPにておすすめ商品が掲載されていますのでそれを秋月電子から取り寄せました。


PPUの跡地に付けたICソケットにもう一段スペーサー代わりのICソケットをかました後RGB2C02Nをかぶせます。
これでFCのPPUがRGB2C02Nに挿し変わった状態。


あとはRGB2C02Nの各出力端子からFC基板のマルチ端子へ直結する配線を作ってやります。
まあ配線にケーブル用コネクターをかしめて自作コネクターを作るだけの簡単なお仕事なんですがワタクシプンソン、このコネクターピンをかしめるのが死ぬほどへたくそで作業風景はお見せできません。


コネクターを作り、マルチ端子の足に直にはんだ付けします。
ハンダ付けしたのはRGBの3色とVIDEOのピンにコンポジットシンク、あとGND。


とりあえず最小限でこれだけつなげば映るんですが今回はニューファミコンで使用されていないS端子用のYとCの端子にHシンクとVシンクを繋ぎ、あとから31Kの切り替えに使うモードの配線を多分使わないであろうCシンクに繋ぎました。
今回は部材が無いので試せませんがケーブルを自作してモードをGNDに落とせば31Khzへの切り替えがケーブル差し替えでできるんではないかともくろんでます。

最小構成、これで映るはずなのでテストします。


キター!!

追加基板


ここで満足してはいけません。
このキットにはSPEXというキャラのちらつきを低減させる機能があるんですがそれは基板上でスイッチをつけ物理的にオンオフするか追加基板を搭載してコントローラーのボタンの組み合わせでオンオフするかという切り替え方式になります。

スイッチを付けるのが一番簡単のようで、じゃあどこにスイッチを付けるんだ問題が出てきます。
個人的に外装に穴を開けたりする非可逆な改造は嫌いなんでできるだけ見た目はそのままにしたい。


なので付属の追加基板を組み立てることにしました。
しかし、この基板、極めて製作難易度が高い。
この基板に付属のチップコンデンサやらダイオードやらを実装しないといけないんだが・・・


ちっさ!

実に1.5mm程度の部品をはんだ付けするんですよ。。


しかもこれ、ダイオードなので極性がある。
ふつうダイオードはアノードとカソードを見分けるために線が引かれているんですが・・・
中華マイクロスコープで見てもわからん!
最終、テスターを当てて判別しました。

とてもじゃねーがこのサイズの部品、鼻息で飛んでいくレベルなんで撮影しながら実装は困難と判断。
もちろん映像はありませんが格闘すること数十分。


や っ た ぜ ! 成 し 遂 げ た ぜ !

チップコンデンサなんかもてこずりましたがやはりダイオードがヤバかった。
もう二度とやりたくねー。。


あとはまたひたすらコネクターを作って指定の場所に接続。
基板にはんだ付けなどして完成です。


パレット変更:SELECTとBボタンを押しながら上
SPEXオンオフ:SELECTとAボタンを押しながら下

拡張基板を取り付けることでコントローラーでパレット変更とSPEXの切り替えができるようになりました。
ただウチの環境だとちょっと問題があって推しのお姿を印刷した痛アケコンを使用するためにBrookのスーパーコンバータを使用しているわけですがこれをかますと上+Bだけでパレットが切り替わってしまいいきなり画面がモノクロになったりするのでこれは困る。
純正パッドが無いので確認できませんがレトロビットのメガマンコントローラーと拡張端子に挿したコントローラーでは正常なのでBrookのスーパーコンバーターとの相性でしょう。


スーパーコンバーターが使えないのは不便なので対策としてはDATAのケーブルを引っ込ぬいてコントローラー端子からの変更を無効にし拡張端子に挿したコントローラーでのみ変更が可能にしました。
当分はこれで困らんだろう。


ここで改めて画質比較。
コンポジット出力のファミコンと比べると天地の差ですね。
この画質とスプライト拡張のために18000円出せるかってところですね。
というわけでファミコンを最強に拡張するRGB2C02Nを紹介しました。
このファミコンを使用して今後配信をやっていく予定ですのでメインチャンネルサブチャンネル両方登録、動画の高評価をお願いします。

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