業務用ネオジオマザーを家庭用仕様へ改造しお手軽に遊ぶ


中国の独身の日にAliexpressで業務用ネオジオマザーボードの
MV1Bを購入しました。
セールで送料込み3600円くらい。

今回、この業務用マザーに
・UNI-BIOS化
・ステレオ音声化
・5V単一電源化
・ネオジオコントローラーを使えるように
といった改造を施し家庭用で簡単に遊べるようにしようと思います。

日本版に比べて激安

我が家ではもう10年以上前に買ったMV-1FSが現役で稼働しています。 こいつはネオジオコントローラーがそのまま使用でき、 ステレオ音声出力も標準で装備している汎用性の高いマザーですが 今回、後期型の小さいマザーが予備としてほしくなったので。。

以前、同じように中国から購入したんですが
こいつらは数か月で音が出なくなったりキー不良になったりで死亡しました。
全体的に基板の腐食があったためハズレを引いた感じですね。

しかし、日本の基板屋で買おうとするとこんな値段では絶対買えませんので
壊す勢いで中華マザーを買うのは十分アリと思います。

家庭用仕様へ改造のためMVSマザーに手を加える

UNI-BIOS化

先月、Aliのセールで入手したMVSマザーですが 格安で入手できましたがBIOSが海外バージョンのためゲーム内の言語が英語で いろいろと不便なのでBIOSを乗せ換えることにしました

海外仕様ですので言語は英語です。
したがってUNI-BIOS化し家庭用モードでの起動と日本語へ変更できるようにします。

NeoGeoFanClub
こちらで販売しているNeoBiosMastaを使用します。
品切れのことが多いので売ってたら即買いましょう。


今回入手したものは基板の腐食もなくハンダもきれいに輝いていました。
BIOS ROMはTOSHIBAではなくSHARP製のものでした。
こいつの機能を殺してNeoBiosMastaを取り付けます。


ハンダゴテを当ててBIOS ROMの2番ピンと20番ピンを上げて
1番と2番をショートさせ、2番と20番の基板側にCEとOEワイヤをはんだ付け
68000にUNI-BIOSを付けたNeoBiosMastaをかぶせて完了。

詳しくは過去記事を参照。

ステレオ音声出力化改造


MV1Bはデフォルトでモノラル音声なためステレオ化改造します

JAMMA NATION X MV1BステレオMOD
こちらのとおりに回路を組みます

6.8KΩの抵抗が無かったので4.7Kと2.2Kの抵抗を直列に繋いで近似の値にしています。


各ポイントから音声を取り出し


回路に入れて最終的にステレオ音声を取り出します。
この方法、ちょっと音量が小さめになっちゃうのが残念なところ。

MVSの初期マザーはデフォルトでステレオに対応しており 専用のピンが出ていてそこに配線すれば 簡単にステレオ出力にできるのですが 後期マザーはそのピンが省略されているので改造しなくてはできません しかし、基板のパターンから直接音声を取り出す方法が 海外サイトで紹介されているので参考にしました

この改造も過去記事がありますのでこちらも参照


最終的にガワに穴をあけヘッドホン端子を増設。
出力はラインレベルなため、ヘッドホンを鳴らせる出力が欲しい場合は
ヘッドホンアンプが要りますかね。

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上の方法でいいかなと思いましたがちょいと音量が小さくなるのが気になるので
今回は別の回路を試してみることにしました。

Any solution for the MV1FZ 5v low sound?


ちょいと回路が複雑になりますがMKL氏の簡易アンプ回路を組んでみました。
2SC1815を使用するようですがこの辺は常備しているためサクッとユニバーサル基板で作成。


+5Vが必要ですが基板上から引き出せるポイントがあるため問題なし。
(分かりやすいのはJAMMA端子の横あたり)
貧弱だった音が増幅されて力強く鳴るようになりました!
これからステレオ化を試される方はこちらの回路をお勧めします。

5V単一電源化


一般的にJAMMA仕様のアーケード基板は+5Vだけでなく+12Vが必要なんですが
MV1Bは+12Vを音声周りに使用しているだけなので
アンプを使用せず回路からライン出力を取る場合は・・・

JAMMA NATION X MV1B 5VのみMOD

こちらのように電源ラインをパターンカットし写真のところをジャンパーさせれば
+12V不要で動くようになります。
ただし、JAMMAコネクタから音声が出なくなると思います。

単一電源化をすることで無駄な機器をつなぐ必要がなくなりお手軽度が上がります。

コンソール化ユニットを作る

まずはMDF板を斬る


このブログでは頻繁に出てくるMDF板を使います。
基板がむき出しの底面を保護する板と各部端子を取り付ける前面パネルを
切り出します。


ドリルとヤスリを駆使して穴をあけ・・・


電源スイッチ、電源コネクタ、映像音声用のDIN8ピンコネクタ、
ネオジオコントローラーを挿すためのD-SUB15ピンコネクタを付けます。

電源ランプを付ける


電源が入っているか分かりやすくするため発光ダイオードで電源ランプを作ります。
パーツボックスから赤色発光ダイオードを発見。
何のために買ったのか全く覚えていませんが備えあれば憂いなしという事ですね。


このLED、定格が2.1V 20mAのため5Vのままでは破損する可能性があるので
抵抗を入れてやります。
抵抗値は5Vからの差分である2.9Vを消費電力で割ればいいので・・・
2.9(V)÷0.02(A)=145(Ω)となります。

手持ちの150Ωの抵抗を使用しました。
これで理論上は抵抗に2.9V付近、LEDに2.1V付近の電圧がかかるようになるはず。。
(間違ってたら教えてください。。)


ACアダプターですが、ハードオフのジャンクで見つけた5V3Aの物を使用します。
お値段220円。
プラグを汎用性の高いものへ交換して・・・


点灯テスト。
玉が大きいからかACアダプターの電圧がちょっと高めなのか分かりませんが結構明るいです。
もうちょい高い抵抗値のものをつかってもよかったかもしれません。

各部配線していく


電源から配線していきます。
3A程度流れると思うので電源の線は太めの物を使用するか複数本つなぎましょう。

アーケード基板を動くようにするのは別に複雑なわけではなく
電源、映像音声、コントロール部を適切に繋いでやればいいだけです。
JAMMAコネクターやネオジオコントローラーのピン配置はググることで
見つかるのでそちらを参照。


映像音声を配線していきます。
RGB信号はそのままだと強すぎて白飛びするので
各色に220Ωの抵抗を入れました。

DIN8ピンを使い、RGB化したPCエンジンで使ってるケーブルが
流用できるように配線しました。

音声は先ほど作ったステレオ端子に差し込めるようにヘッドホンプラグを付けた
ケーブルをハンダ付け。


ここでちょいとテストします。
電源ランプ点灯OK


無事、ネオジオの画面が映し出されました。
MVSマザーは映像にノイズが入りにくい設計のようで
家庭用ネオジオよりクッキリきれいな映像が出ます。


最後にコントロール部の配線。
本数が多いので根気のいる作業です。
ネオジオコントローラーがそのまま使えるように配線しました。
MVSモードで起動した際はセレクトボタンがコインボタンとして使えます。

ボンドでくっつけて箱状にして完成!


各部配線が問題ないことを確認出来たらホットボンドで配線を絶縁・保護し
MDFを木工用ボンドで箱状にくっつけて完成。


各部コネクターを接続し、マザーをネジで固定。
こんな感じでユニット化することでMVSマザーの改造を最小限にでき
万が一壊れた際はマザーだけ簡単に入れ替えができます。


これで家庭用ネオジオと同じ使い勝手で遊べます。
ちょいと見た目が貧相ですが、塗装なんかは面倒なんで今回は無し。
あくまで実用性を重視します。

コンソール化MVSはAmazonで買える!?


コンソール化したMVSマザーはAliexpressやAmazonでも売ってます。
こちらはMV1Cベースできれいなケースに入った状態ですので
家庭用ネオジオによく似た感じで使えますね。
ただ、値段が高いのと既製品ゆえに痒い所に手が届かない感じがするので
今回は自作をしてみることにしました。

値上がりしたとはいえまだまだそれなりの価格で買えるMVSカートリッジで
ネオジオゲームを手軽に楽しみたい方にはお勧めです。

AmazonでCMVSを探す

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コメント

  1. ろー より:

    初めまして
    こちらのブログは大変いつも参考にしてます
    私は基板の友達がいないので
    ぜひ管理人さんと基秋葉で基板のオフ会したいですヘイとかも行きたいですね
    初見でこいつ何言ってんだ
    とかコロナで無理とか
    なら却下して下さい

    • setsuhiwa より:

      はじめまして
      地方暮らしなのとなかなかまとまった休みが取れない仕事なんで
      厳しいですねー

  2. ろー より:

    追加
    ツイッターされてましたか
    dmのが良かったですかね
    では失礼します