ミラーレス一眼はビデオカメラとして使えるか否か?→無理やり使ってる私が語る


ワタクシ、よく地元の祭りなんかを動画撮影に行くのですが
基本、ビデオカメラは使用せずミラーレス一眼を使用しています

ミラーレス一眼はビデオカメラとして使用できるのか
気になってる方も多いと思うので記事にしてみました

私が動画撮影にミラーレス一眼を使う理由

とにかく画質優先!


理由は簡単、ビデオカメラより圧倒的に画質がいいんです
デジカメの画質は一般的にセンサーサイズの大きさで決まります
ビデオカメラで使われているセンサーは1/5.8インチや1/2.3インチなど
スマホのカメラと変わらない大きさのセンサーが使われています
私が使っているパナソニックのミラーレスは
フォーサーズと呼ばれる4/3インチと一眼の中では小型ですが
ビデオカメラと比べると非常に大きなセンサーを使用しています
同じフルHDの映像でも大型センサーは映像の密度がまるで違います
暗所撮影時のノイズもビデオカメラより少ないです

レンズの質も段違い!

写真撮影用に作られたレンズで取るわけですから
画質が悪いわけないですよね
用途によって使い分けができるのもポイント。
一眼の写真のように背景がボケて被写体が浮き出るような
映像も撮ることができます。

合間に写真が撮りたくなったらさっとモードを切り替えて
写真撮影もできますね

後から静止画として使用できる

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こちらの記事の写真ですが、上から1枚目と2枚目を除いてすべて
ミラーレスで撮った4K動画から静止画を切り出したものを使用しています
言われなければ動画から切り出したものと気づかないと思います。
センサーの大きなカメラでないとこのクオリティにはなりません。

ミラーレス一眼を動画メインで使うことのデメリット

バッテリー問題


一番はやはりこれ。
ビデオカメラではオプションで4時間ほど録画できる
大容量バッテリーが用意されていたりしますが
ミラーレス一眼ではそういったものはまず無く
1時間使えればいい方です
したがって、バッテリーをたくさん用意し管理しないといけません

私が使用しているDC-GH5は容量の大きなバッテリーを使用でき
2時間ほど連続録画できますがそれでもイベントで1日撮影の際には
たくさんの予備バッテリーを用意していきます

レンズの付け替えが必要


そしてレンズが交換式というメリットも時にはデメリットになります
一眼にはビデオカメラのように30倍ズームなどのレンズはありません
高倍率ズームは画質が悪くなるからで、各焦点距離ごとに
レンズを用意するのが一般的です
なので運動会など、遠くの相手を大きく撮影したいときには
段取りをうまく考えてレンズを手早く付け替えなくてはいけません
また、ズームも電動ズームレンズなど片手で数えるほどしかなく
手動でのズームが基本になります
ブレないように滑らかにズームリングを回すのは
なかなか技術が要る仕事です

手振れ補正が貧弱


ソニーの空間手振れ補正などのビデオカメラの強力な手振れ補正に比べると
一眼レンズの手振れ補正の効果など微々たるものですので
三脚やスタンド一脚、スタビライザーは必須と言えます
最低限、オイルフリュード雲台がついたスタンド型一脚は
持ってたほうがいいです

最近はボディ手振れ補正とレンズ手振れ補正を合わせて
強力な補正能力のあるミラーレスもあります

連続撮影時間制限


デジカメでは多くの機種で動画の連続撮影時間が
29分59秒と制限がかけられています
制限がないと海外で販売するときに
ビデオカメラとして関税がかかってしまうから、という理由を
聞いたことがありますがまあ、大人の事情でしょう

それとは関係なく熱暴走で15分くらいで止まる機種もあるとかないとか

取った後のデータはどうするの?


撮影後のデータの扱いも人によってはデメリット
機種によってはBDレコーダーなどで取り込める
AVCHDフォーマットに対応していますが
多くはMP4やMOVフォーマットでの記録になり
保存や編集にPCと専用ソフトが必要になります
私はバリバリPCを使う人間なのでデメリットに感じていませんが
レコーダーしかないライト層にはつらいかもしれません

結局ミラーレスで動画を撮るのはどうなのよ?

気楽にホームビデオを撮りたいという場合はお勧めしません
デメリットが多すぎるからです

私は参加したイベントをできるだけ高画質で記録したいという思いから
ミラーレスでの撮影を続けておりますが
とにかくスケジュールを把握して段取りよくやらないと
セッティングが間に合わなかったりします

ただ、出来上がった映像はやはり感動の画質なので
私のような画質至上主義の方は一度チャレンジしてはいかがでしょうか


この動画は2018年の祭りを撮影したものですが
慣れればこんな感じでビデオカメラと同じような感覚で
撮ることは可能です

ビデオカメラ代わりになるミラーレスおすすめ

パナソニックミラーレス一眼 DC-GH5を入手した話
2015年の後半あたりから出るぞ出るぞと言われてなかなか発表されなかった パナソニックのフラッグシップ機である DC-GH5が本日(2017年3月23日)ようやく発売されました

パナソニックのDC-GH5はビデオカメラとして使う上で
ミラーレスの弱点の多くを克服しています
4K60P、電池もち、手振れ補正、連続撮影時間など・・・

下手な4Kムービーが3台くらい買えるお値段ですが
その価値は十分にあると思います

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