2018年最後のハードオフめぐり。
丸亀店で見かけたのがソニーのカセットデッキ
TC-RX70
ソニーのデッキはこないだTC-WE475を買ったので
スルーしようかと思いましたがシングルカセットデッキで
ちょっと毛色が違ったのと540円という価格に釣られて購入。
ちょっとだけ高そうなカセットデッキ
つーわけで持って帰ってきた
症状はカセット扉開かず
扉の開閉もベルトを使った電動開閉なのでベルト切れで
開かなくなるようです
たまにハードオフで無理やりこじ開けて扉が破損してるソニーの
デッキを見かけます。。
中は意外とすっきり
ESシリーズと違って普及機なので
ある程度コストは削ってるようです
各種ベルトを交換
フライホイールのキャプスタンベルトと
モードベルトが切れていました
例によってドロドロにベルトが溶けてるので
きれいにするためにユニットをはずします
カセット扉のウレタン?がボロボロに崩れていました
まあ、1990年モデルなので年式的に仕方ないですね
新しいベルトをつけます。
モードベルトはちょうどいいのがなかったので
ちょっと大き目のを根性で二重にして引っ掛けました
キャプスタンベルトはTC-WE475で使ってた中古をとりあえず使用。
ちょっときつめなのでいずれちょうどいいのをつけようと思います
※その後、千石電商さんでゴムベルトを購入し取り付けました
22mm径の角ベルトと70mmの平ベルトが適合しました
謎の大暴走!?→リモコン受光部NG
無事各種メカが動くようになったんですがしばらくテストをしていると
急に勝手に再生が始まったり巻き戻しに切り替わったり
RECボリュームが回りだしたりとデッキが暴走しました
なんかヤバいと思い、急いでコンセントを抜きました
調べてみると同じ年代に発売されたほかのソニーのデッキでも
同じ不具合があるらしく、原因はリモコン受光部とのこと。
確かに受光部を手で覆うと症状がピタリと収まる
とりあえずリモコン受光部をフロント基板から引っこ抜いてみる。
コンデンサを3つとも交換し再実装してみましたが症状変わらず。。
受光部の素子が駄目になってるのかなと思い
受光部をはずしたままにすることにしました
まあ、もともとジャンクでリモコンも付いてなかったしね。。
左チャンネルの音が出ない!?
テストでテープを再生していてなんか違和感があったのでよく見てみると
左側のレベルメーターがほとんど動いておらず、左からの音がわずかしか出ていない。。
録音をしても左側の音が録音されない
回路がどっかでおかしいのかなと思い中華オシロスコープで
波形を確認。。
右は正常に出ているが左が
ヘッド直下のコネクタからすでに波形が出てないことが発覚。
ちょっと誤差がでるもののオーディオ波形の確認程度なら十分使えます
これはヘッドが故障かとあきらめかけていましたが
改めてヘッドを確認すると○のあたりに0.5mmくらいの茶色い何かが付着していました
ワックスのような感じで皮膜ができていて再生を妨げていたようです
ヘッドを傷つけないように精密ドライバーでカリカリと削ってみたら
きれいに取れました
結果、きれいな音で再生できるようになりました
汚れの位置がちょうどテープの左チャンネルの磁気を読み取る部分だったようですね
キャプスタンモーターが微妙に異音を発している気がしますが
そのうち代替を探そうと思います
※異音はその後モーターをバラして洗浄、グリスアップして
ならし運転してたら収まりました
次々と出てくる不具合!今度はピンチローラー
気に入ったので数日間、家にいる間はほぼぶっ通しで再生してたんですが
急に音がおかしくなったので確認するとピンチローラーがやばいことに。
外してみるとカチカチに固くなって軸のプラパーツが分離している
これではうまくテープを送れません
外径13mm、幅8mm、軸穴2mmのものがフィットします
カセットの窓にライトが付いててテープ残量が見やすかったり
メカの動作音が静かでチャキッチャキッとかっこよかったりと
低価格機とはいえ今まで買ったデッキとは一味違いますねぇ
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