数字が取れる間に擦れるだけコスっておきたいので今回はROGALLYの廉価版ってどうなのってお話をします。
まあ、まだ発売してないものの話なんでオッサンの独り言だと思って適当に聞き流してください。
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夏以降発売予定
通常版と同時に発表され2023年夏以降発売予定とされているROGALLYの廉価版。
全く音沙汰が無いので本当に発売されるのかが怪しくなってきましたが果たしてこれは買いなのだろうか?
発売後のお話、通常版は売り切れだけど廉価版は在庫がある・・・そんな時に衝動的に廉価版を買っちゃっても後悔しない?って気になる方もいるかもしれません。
通常版のレビュー記事などありますのでこちらを先にご覧いただくのをお勧めします。
通常版と廉価版の違い
https://rog.asus.com/jp/gaming-handhelds/rog-ally/rog-ally-2023/spec/
より引用
現在公開されている情報ですと通常版と廉価版の違いはプロセッサーの違いのみ。
外装や液晶などの仕様は同じなので単純に性能違いなのでしょう。
もしかするとメモリチップやSSDなどの内部パーツのメーカーを変えて地味にコストカットをしてくる可能性はありますがここではプロセッサ以外は全く同じと仮定してお話を進めます。
Ryzen Z1 ExtreamとRyzen Z1
比較
https://www.amd.com/ja/products/apu/amd-ryzen-z1-extreme
https://www.amd.com/ja/products/apu/amd-ryzen-7-7840u
通常版に搭載されているRyzen Z1 ExtreamはRyzen 7 7840Uとほぼ同等品と言われており、ゲームで使用しないと思われるAI機能が省かれているようです。
CPUコアは8コア16スレッドでGPUコア数は12。
よくPCショップや家電量販店の販促POPでコックに例えて書かれてたりしますがコア数は働く人の人数、スレッド数は動かす腕の本数だと思ってください。
基本的に同じ世代の同じシリーズのプロセッサーなら数字が多い方が高性能になります。
https://www.amd.com/ja/products/apu/amd-ryzen-z1
https://www.amd.com/ja/products/apu/amd-ryzen-5-7540u
廉価版のRyzen Z1無印はAMDのスッペク表を見るとRyzen7 7540Uの機能制限版っぽいですね。
CPUは6コア12スレッド、GPUは4コアに減っています。
CPU性能
CPU性能に関して。
ぶっちゃけると通常版ROG ALLYの8コア16スレッドはオーバースペックすぎる感がある。
TDP10Wに制限しても数年前の下手なデスクトップPCよりも高性能。
ゲーミング用途なら高スペックなほどいいと思うんですが、ゲーム中にモニターしている感じだとGPUスペックがボトルネックになってCPUが遊んでるシーンがほとんどです。
そう考えると廉価版ROGALLY搭載のRyzen Z1無印の6コア12スレッドはバランスがいいのではないでしょうか?
もちろんコア数が減っているとはいえポータブル機には似合わないほど高性能には違いないのでTDPを下げた状態でもゲーム用途以外のブラウジングや動画再生などで困ることはないでしょう。
GPU性能
ここがかなり気になる部分。
Ryzen Z1 Extreamの12コアに対してZ1無印は4コアと、1/3に減っています。
CPU・GPUの各コアの電力の取り合いや発熱具合の関係で単純にゲーム性能が1/3になるわけではないとは思いますがかなり影響するのは間違いない。
通常版ROGALLYがPS5に匹敵する性能とか言われているんだからその1/3になっても十分強いんじゃね?と思うかもしれませんが
ふつうに考えてこのサイズでPS5相当の性能が出るならPS5はもっと小さくできるだろうと。。
私の体感ですが通常版ROGALLYはPS4に毛が生えた程度、ゲームによってはPS4以下のフレームレートしか出てない感じがします。
PC用のGPUでいえばGeforce GTX1050Tiに若干劣る感じでしょうか?
PS4なんかで使われているGDDR5メモリに比べるとROGALLYで使われているDDR5メモリは死ぬほど遅いのでそこがボトルネックになっている説もアリ。
そのZ1 Extreamより低性能なZ1無印、数字上はPS4よりも大きい2.8TFLOPSとなっていますがどこまで頑張ってくれるでしょうか?
私の予想ですがPS3やXBOX360世代のゲームまでは快適、PS4世代のゲームはかなり設定を下げないと厳しいという感じではないかと。
値段
ROGALLYの通常版は109800円、廉価版は89800円とお値段に2万円の差があります。
予想される性能差を考えるとたった2万円の差額で廉価版を買うのは損なのではないかと思うところ。
おそらくですがSteamdeckを買うか悩んでるけどWindowsじゃないのが嫌だって人向けの選択肢として用意したのではないかと思うんですが、通常版との性能と価格差が釣り合わなくて微妙な立ち位置になってしまっているという感じでしょうか。
仮に2機種が同時発売されていた場合でも私は間違いなく通常版を買ったことでしょう。
それほど通常版のコスパは半端ないほど良い。
一時期ほど品薄ではなくなった感があるROGALLYですがまだまだ人気で冒頭で言ったように通常版は売り切れだけど廉価版は在庫があるという状況が今後出てくるかもしれません。
そんな時にうっかりすぐに手に入る廉価版を買ってしまって後悔しないように自身が求めるスペックをよく考えて購入するようにしましょう。
つーか、廉価版ってマジでいつ出るんだよ。。
必死な中華メーカーたち
ROGALLYの記事や動画を出しまくったせいか競合他社であるOne-Netbook社からメールが来るようになりました。
ROGALLYの対抗機ともいえるONEXFLYという新製品を出すようですね。
中華が開拓してきた市場をASUSが激安で商品を投入し荒らしまくったせいでブチ切れてるみたいです。
このOnexfly、CPUがRyzen7 7840Uなのとメモリが最大64GB、SSDが最大4TBと非常にハイスペックな構成にできるのは良い。
メモリ16GB、SSD512GBというROGALLYと同等の構成にすると739ドルというだいたい105000円くらいという価格になるものROGALLYと真っ向から勝負する気で居るみたいですね。
2023年8月11日0時からクラファンが始まるっぽいんで興味のある方はチェックしてみては?
クラファンページ
https://www.indiegogo.com/projects/onexfly/coming_soon
OneNetbook公式
https://www.one-netbook.jp/
https://www.windowscentral.com/gaming/pc-gaming/exclusive-lenovo-is-working-on-a-pc-gaming-handheld-called-the-legion-go
なんか噂では中華最強のPCメーカーであるLenovoもこの界隈に参入しようとしているようですね。
個人的にはこれが本命かなと。
Lenovoなので購入時のカスタマイズやユーザーでのパーツ交換もしやすくしてくれるのではないかと思ってます。
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