11月2日。
NAOKIT氏との高松ゴミ漁りツアーの際に発見した
パイオニアのLDプレイヤーCLD-770
1988年発売モデルで定価158000円
貴重なS端子付き両面再生LD!通電不可で540円!
電源入りませんとのことで540円。
LDプレイヤーは1台持ってるのですが、コンポジット出力のみしかないのと
裏面を再生するときにディスクを出してひっくり返さないといけないので面倒なため
S端子付きで両面再生機能付きのを探していました
しかし、再生できて状態がよくS端子付きとなると1万円は超えるんですよね。。
電源が入らないというジャンクは一見、絶望的に見えますが
逆に言うと電源さえ入ればあとは問題なく動くことがほとんどで
再生できませんでしたと書かれているジャンクを買うより
場合によってはリスクが低かったりします
分解して故障原因を探る
つーわけで連れて帰ってメンテ開始。
つーかバカでかくて自室の広さでは分解できない
これ、修理できなかったらバカでかいゴミができるだけなので
頑張って修理せねばならぬ。。
ネジを外してカバーを外すと基板保護のウレタン?がポロポロ崩れてきました
30年たってるのでしかたありませんな
実はワタクシLDプレイヤーの修理というのをナメていたわけですが
なかなか難易度が高そうですな
基板の裏にはコンデンサがびっしり実装されていて
交換するのはかなり無理がある
まず電源が入らないときの基本としてヒューズをチェック。
これが切れてるだけなら即修理完了なんですが残念ながら導通OK。
電源スイッチを確認するためフロントパネルを外します
この辺のねじを外せばいいようです
スイッチの物理故障かと思いましたが
タクトスイッチの導通もOK。
故障原因が判明!
さて、次はどこを見ようかとフロントパネルの基板を弄ってると
なにやらカチンカチンという音が。。
音の原因は本体の電源基板についてるリレーのようです。
いろいろ触診してると
このフロントパネルの基板と前面ディスプレイを繋いでいるこのフラットケーブルを触ると
リレーがカチカチ動くようです
起動しない原因はこいつかと思いフラットケーブルを外して確認。
折り目のところがフニャフニャになっていてテスターを当てても
ほぼすべてのパターンが導通していません
触ることで一時的に通電してリレーがカチカチ動いてたようです
↑他の方がアップしてる動画ですが
このプレイヤー、ディスクトレイがフロントパネルを押し出して
パネルが倒れるように開くようになってるんですが
その開閉による折り曲げの金属疲労でポッキリ逝ったみたいですな
電源スイッチのパターンを追っていくとこのケーブルを通って
ディスプレイ基板のマイコンに入ってるのでこれが切れてたら
そりゃ電源入らないわな。。
フラットケーブルの代替策
フラットケーブルが切れてるという故障で修理をあきらめる人も多いようですが
ケーブル周りのスペースに余裕があれば代替策はあります
ジャンクボックスからFDDの接続ケーブルを発掘。
要は電気的に繋げばいいので
FDDケーブルを使い一本一本直ハンダしていきます
メンテ性は落ちますが折り曲げ耐性は上がると思います
コネクタを残しハンダ面に直付けしてもいいですが
今回はハンダ面の空きスペースの関係でこうしました
懐かしのLDで再生確認
うちにあるLDといえばこれ
浜崎あゆみがユリ役を演じている貴重な黒歴史映像が入った
龍虎の拳のLDは今でもよく見ています
トレイ開閉問題なし!
グリスの固着など心配していましたが問題ないようです
読み込みも問題なく、無事再生が始まりました!
ネットでLDは読むけどCDを読まないデッキは故障寸前という記事を見たので
CDも読ませてみて無事に再生できるのを確認。
3時間ほどLDを再生させましたが止まることもなく中の状態は良好なようです
外装もきれいだし、おそらくピックアップなどの消耗が進む前に
電源が入らなくなって修理されず放置されてた機体と推測。
ジョグダイヤルも付いてて正常動作。
巻き戻し早送りも直感的にできます
小学生の時にTVで見たバトルファイターズ餓狼伝説の2作は
今でも大好きでよく見ています
今回使用したもの
半田ごて
愛用のハンダゴテの記事です。
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電動ハンダ吸い取り器
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結構な数のコンデンサを交換するので持ってると効率が違います。
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