前回までのあらすじ
カーナビが買えないほど貧乏なワタクシ、プンソン
代わりに車載していたタブレットのバッテリーがパン★パンになっていたため交換したところ、見事にブチ壊してしまう!
仕方がないので新しいタブレットを買うまでの繋ぎで眠ってた古いタブレットを引っ張り出してきて100均アイテムを使って車載ホルダーを自作するのだった。。。
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やっぱり新しいのが欲しい
2015年購入のXperia Z2 Tabletでもまあ使えないこともないんですがやはり快適ではないですしOS周りの古さも気になる。
中華でもいいんでSIMフリータブレットの案件こねーかなと思って待ってたんですが下手すりゃ自社製品をdisられかねないクサレ底辺Youtuberにそんなものが来るわけもなく。
というわけで自腹でAmazonプライムデーで新しいタブレットを購入しました。
ガチ貧乏人でカーナビが買えず、10年以上タブレットをカーナビとして運用している私が今回選んだポイントをまとめます。
カーナビ向けタブレット・選ぶポイント
1・SIMフリー端末である事と周波数
私の場合、必ずSIMが差さって単独でモバイル通信ができるものを選びます。
Wifiモデルでもスマホからテザリングすれば使えますがわざわざ車に乗るたびにテザリング設定するか?というとそんなめんどくせーことは絶対やりません。
回線費用は掛かりますが私の場合、ほかに車載で使っているノートPCの回線からシェアするタイプの契約なので気になりません。
あらかじめダウンロードするタイプのナビアプリを使えばいいのかもしれませんがめんどくさいんですよ、Googleマップを使いたい。
ドコモ周波数(公式)
中華製タブレットあるあるなんですがSIMフリーであっても電波の対応周波数が少ないと電波の拾いが悪くなります。
SIMフリーのタブレットの場合、販売ページに対応周波数が書かれていることが多いので自分のキャリアの周波数をカバーしているか確認しましょう。
2・急速充電
USB PDの急速充電対応か否か、これ意外と重要。
車から乗り降りするたびに電源を入り切りするのはめんどくさいのでスリープ運用するわけですが、スリープ中もバッテリーはじわじわ減っていきます。
通勤などの車に乗っている短い時間に乗っていない時間に減ったバッテリー分を充電できる速度は必要なわけで私の場合、安いタブレットでよくある5V2A(10W)程度の充電スピードだと間に合わないんですよね。
なのでUSB PD 18W程度の充電能力は欲しい。
今まで買ってきたタブレットにはUSB PD充電が搭載されていなかったのと、現在でもすべての機種に搭載されているわけではないので確認が必要。
3・コア数
性能面ですね、今でも安いタブレットは4コアですがここは8コアモデルが欲しい。
8コアあればエントリークラスのSoCでもAndroidの操作でモタつくということはないので快適さを求めるならこれを選びたい。
Googleマップも年々重たくなってるような感じで古いタブレットを流用すると動きが付いてこなくなるので使いまわす方は注意。
ゲーム性能を求めるならもっと上位のものになりますが色々求めるのではなくカーナビ用と割り切って使う方がいいです。
4・画面サイズや解像度
個人的には10インチクラスが見やすいんですが設置場所によってはエアコン送風口にかぶって冬に暖房の風をモロに受け熱暴走の原因になるので気になる方は8インチクラスが無難。
私は見やすさ重視で10インチを選びます。
エアコンの風はその都度送風口の向きを変えたり閉めたりして対処しています。
解像度は1920×1200程度がちょうどいい。
1280×800はさすがに粗すぎるし最近増えてきている2560×1600は無駄に大きすぎるし低価格タブレットに載っているSoCでは荷が重いかもしれない。
5・端子類
充電がTYPE-C端子なのは当然としてヘッドホン端子があるかも重要。
私の車にはBluetoothなどといったハイカラなものは付いていないのでヘッドホン端子が無いと困ります。
これがまた、最近のタブレットは省略しやがるものが多いんですよ。
Bluetoothが車についていて遅延や音切れを気にしないならここはどうでもいいポイントかと。
6・センサー類
SIMフリー端末であればGPSは確実についていると思いますがその他、コンパスや光センサーもチェックが必要。
コンパスは地図アプリ上で現在向いている方角を検知してくれます。
無い場合、停車時の向きが検知できずあらぬ方向を向いていたりするのであった方がいいです。
ただ、これは走り出すとその方向から補正してくれるアプリがほとんどではないかと。
光センサーは周りの明るさに合わせて画面の明るさを変えてくれるもの。
カメラの近くについてたりしますね。
周りが明るい昼間は最大でないと見えませんし夜に明るさ最大だとまぶしすぎて運転に支障が出るため自動調整はしてくれた方がいいです。
残念なことに安いタブレットにはコンパスも光センサーも付いていないことが多いです。
考慮に入れなかった部分
Widevine
映像コンテンツの保護技術のことでこれのレベルが低いとAmazonプライムなどのサブスク系動画がHD画質で再生できず、SD画質での再生になります。
Youtubeなんかの著作権保護がかかっていない動画は普通にHD画質で見られる。
画質制限なしで見られるL1の端末はやや高い傾向にあります。
今回はカーナビ用途なのと格安SIMのモバイル通信で高画質配信など見ないので考慮に入れていません。
顔認証
中華タブレットでもお高めのやつは顔認証に対応していたりしますがカーナビ用途にロックは要らないのでノーロックで行きます。
Googleアカウントは個人情報を入れないカーナビ専用の捨てアカウントで運用。
基本、車内に置きっぱなしになるものは盗難されることを前提にします。
薄さ・重さ
白いバイクに追いかけられないためにホルダーに固定して運用するので重さや薄さは全く考慮に入れません。
まあ、常識的な範囲でしたら問題ないかと。
必要なものまで削って薄く作ってるやつはちょっと耐久性が気になりますかね。
今回買ったやつ
Headwolf Wpad2
Headwolf Wpad2
熱狂的なAppleアンチでありながらiPad以外のタブレットは全てクソと思っている私は当然全く持って存じ上げないブランドですがよくある謎の中華ブランドですかね。
お値段18500円。
SIMフリータブレットとしてはレノボなど有名ブランドに比べれば安いですね、半額くらいでしょうか?
はたしてまともに使えるものなのか?
各部チェック
- UNISOC T616 8コア
- 16GB RAM
- 128GB ROM
- 10.1インチ1920×1200 ips液晶
- 4G LTE (B19対応)
- 20W USB PD充電
- ヘッドホン端子搭載
- Widevine L3
- Android12
UNISOC T616は最近中華端末でよく使われている8コアのSoCでやすくてそこそこの性能を持っているようです。
2023年現在、中華タブレットを選ぶならだいたいこれが搭載されているものの中からになるでしょう。
Helio G99というのを積んだものも最近多くなってきていますが性能が高い代わりに若干お高め。
メモリはでかでかと16GBなどと表記していますが実際のメモリは8GBで残り8GBは設定をすることでストレージ上に領域を確保して仮想メモリとして使用するもの。
デフォルトでは有効になっておらず自分で設定しないといけない。
ざっと見た感じ、中華タブレットはほぼこういったメモリ容量詐欺をしていますね。
もちろん内蔵ストレージを仮想メモリにしてもクッソ遅いに決まっているので設定せずデフォルトの8GBのまま運用します。
ストレージは128GBとまあカーナビとして使用する分には十分な容量。
MicroSDカードでの拡張も対応しているので困ることはないでしょう。
液晶に関しては解像度が1920×1200のIPS液晶とこの手のタブレットとしては標準的なスペック。
ちょっと色の鮮やかさがイマイチな感じがしますが安物に使われる液晶は色域が狭いのでこんなもんですかね。
最初から保護シートが貼られているので安心ですね。
この機種の特徴としてはLTE対応かつ中華パッドとしては珍しくB19に対応しているという部分。
私が見た感じ、中華製品でこのB19に対応しているものはほかに見当たらなかったのでドコモ系SIMを使っている場合に郊外や山間部で電波の拾いが若干よくなるのではと。
OSはAndroid12。
最新ではありませんがこいつの寿命が来るまでは普通に使えると思うので不満はない。
WidevineはL3なのでサブスク系動画は低画質になります。
SIMスロットとMicroSDカードスロットはピンを挿すとトレイが出てきます。
トレイは金属製なのかしっかりとした感じで割れることはなさそうです。
カメラは全面と背面に一つずつ。
背面カメラはかなり出っ張ってるので邪魔かなぁ。
机に置いた状態だと非常に使いづらい。
タブレットのカメラを使うことはないと思うので画質はまあどうでもいいです。
録画状態にしておいてドライブレコーダー的に使えないこともないとは思いますが・・・
背面はアルミ製ですかね、一見高級感はありますが前面パーツとの合わせの部分がしっかり接着されていないのか少し力を入れるとギシギシと浮く感じがします。
バッテリーがちょっとでも膨らんだら即、前後に真っ二つになりそうな感じ。
固定具
スロットインCDの部分に差し込んでネジを回すことで広がり、がっつり咥えこませて固定するようです。
こんなんで固定できるよかよーとか思いましたが意外としっかり固定できて外れることはないですね。
CDスロットの作りがしっかりしてないとスロット側が割れてしまいそうですが。。
向きの自由度も高いんですが結構出っ張っちゃうのと走ると揺れる。
とりあえずしばらく使ってみようと思います。
動作チェック
腐っても8コアのSoCなのでブラウンジングなんかはふつうに快適ですね。
やや引っかかる場面があるのでハイエンド機と比べるのは酷かもしれませんが。
デフォルトではブラウザやYoutubeがスマホモードで動作していたので設定から表示サイズを一番小さくしたところタブレットモードで動作するようになりました。
スマホモードだとChormeのタブ切り替えがめんどくさいのとYoutubeの非全画面時に縦画面強制になるので使いにくい。
いつも使っているCarHomeUltraをインストールしてドライブ仕様に。
『OK Google! ○○までナビ!』って感じの音声認識でナビが起動できるので便利。
GPSの精度も悪くない。
モバイル通信は安定していますね、前に使っていたLENOVOのタブレットは本体が熱を持つとSIMカードを認識しなくなりエアコンで冷やさないと復活しませんでした。
今のところコイツではそのようなことは起こっていません。
休日は外して家の中で使っているんですがWifiの5GHzは明らかに感度が悪い。
ルーターと同じ部屋でもアンテナがMAXまで立たんので相当感度が悪いと思う。
2.4GHzの方は普通に拾います。
充電は早い時だと1分で3%くらい増えるのでかなり早いですね。
ただいたわり充電がないのでまたバッテリーがパンパンにならないか不安です。
ヘッドホン端子がガバガバで接触が悪い。
一発で音が切り替わらないことがあるので気になります。
なんかおかしい
数日使ってみて気づいたんですが、なんかいつの間にか再起動がかかってることがある。
夜中にいきなり画面が点灯して触ってみるとフリーズしててその後再起動がかかる。
メーカーロゴで止まってるときもある。
PCだとメモリやSSD不良の時によくある症状ですね。
というわけで販売会社に問い合わせてみたところ交換するので送れとの回答。
到着次第、新しいものを郵送してくれるらしい。
というわけで7/25に発送、7/26に追跡番号から到着しているのを確認。
しかし、到着次第発送するという話でしたが8/2まで全く音沙汰がありませんでした。
『~次第』という言葉を惰性で使ってる会社って結構ありますが、すぐって意味ですからね。
この場合、到着した即日もしくは翌日には発送していないと約束を守れていないことになります。
どうせまともなメーカーと違って動作検証とかしてないでしょうし。
あまりにも遅いので中国人にもわかりやすい口調で問い合わせてみたところ・・・
い や 、 ナ メ と ん の か コ ラ ♡
そういやAmazonのレビューでも返金にやたら手間取った的なレビューがあった気がする。
日本人は恥じらい心を忘れたらダメだと思っていますが中華相手に取引するときはそんなものは捨ててガンガン行きましょう。
仮に急かしちゃ悪いかなとか思って連絡を入れなかったら一生届かなかったことでしょう。
交換品動作チェック
そんなこんなで届いた交換品ですがなんか最初に届いた奴と若干違う気がする。
前のはUSB-Cポートにビニールの保護シートなんて貼られていませんでしたが今回のは貼ってある。
そして前のには最初に貼ってあったはずの液晶保護シートが無い。
社外品でサイズが合う中華製が売られているってことはそれなりに売れてる商品なのかそれともどっかのOEMで全く同じ形のが大量に出回っているのか。
で、一瞬直ったように思えましたが数か月後の現在、再起動病が再発しました。
まあ、スリープ中限定で再起動が起こるので今のところ問題ないと言えば問題ないんですが。。。
めんどくさいんでこのまま運用します。
安物買いの銭失いな結果となりました。
2年は使えるか
前回のは2年半ほどで壊れたので今回も2年くらいは持ってほしいかなと思ってます。
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