アーケード基板の吸出し 沙羅曼蛇編

DSC_1046.jpg
アケ基板のROMからデータを吸出してMAMEで使用するまでの覚書

バックアップを取りたい

ROMを外して吸い出す

沙羅曼蛇は○で囲んだ部分の7個のROMにゲームデータが入っています
すべてROMソケットになっているので基板を破壊せずに吸出しが可能

DSC_1047.jpg
ROMの型番が印刷されています
型番でピンアサインがネット上で探せるのでありがたいです

DSC_1051.jpg
EP-ROMはそのまま吸い出せばOKなので
特に問題ないかと
NECの27C512とか256のプリセットで読みました


ROMライターはTL866シリーズが安価でUSB接続で簡単なのでお勧め。
PICの書き込みも手軽にできます。
ただし、40ピンまでで42ピンのROMは使えないです。

マスクROMが曲者

DSC_1048.jpg
しかし1Mbのマスクロムの吸い出しで躓きました
沙羅曼蛇で使用されているマスクロムは東芝のTC531000Pですが
我が家の安物ROMライターではプリセットに無く
DIP28ピンで1MbのROMを読めそうなのも無し。

とりあえず27c512の設定で先頭64KBは読めるのでそれを保存。

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コチラを参考にROMソケットで下駄を作りました
(A16の足を折り曲げてVDDへ接続)

DSC_1050.jpg
これで後半64KBから読み込みがスタートするので
別ファイルに保存

saldump.png
バイナリエディターで前半ファイルの終端に後半ファイルを全部コピペして結合して保存。
これを3つのマスクロムで行う。

吸い出したROMデータをMAMEに認識させる

saldump2.png
出来上がったデータをMAMEのROMセットにあわせてリネーム
沙羅曼蛇の場合、ROMシールに書いてある番号+基板のROMの位置に印刷されてる文字列が
拡張子になるようです

私が所有している沙羅曼蛇はバージョンJなのでまとめてZIP圧縮した後
salamandj.zipにリネーム

saldump_3.png
MAMEで無事認識されました
一応、j02とj05をd02とd05にリネームしてsalamand.zipで圧縮しても
CRCエラーは出るけどゲーム中のROMチェックは通って起動します

無事起動!

saldump4.png
そして起動。
海外版のLIFE FORCEは日本版をベースに一部のROMが違うだけなので
差分のみ吸い出せばOKです

いつの間にかMAMEでいろいろおかしかった所直ってるのね(ヴァーとか)
ボイスまわりがまだまだショボショボした音だけど

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