キワモノゲーム周辺機器紹介 第一弾 ハイパーボーイ【過去ネタ再利用】

気分はアーケード筐体!?初代ゲームボーイと伝説のハイパーボーイを入手!
久しぶりに徳島方面に行こうと思い立ち寄ったハードオフ徳島アワーズ店そこでもはや伝説ともいえるゲームボーイの周辺機器であるハイパーボーイと出会いました初代ゲームボーイを差し込むと卓上アーケード筐体のような仕様になるという筐体好きな...

この記事は昔ブログで紹介したものを動画化するにあたって
ネタを再利用したものです。

今回はキワモノゲーム周辺機器の紹介第一弾として
ハイパーボーイを紹介します。

この記事は動画版があります


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ハイパーボーイとは


ハイパーボーイとは1991年にコナミが発売したゲームボーイの周辺機器。


アーケード筐体のような形をしておりゲームボーイをドッキングさせることで

  • 画面サイズが1.5倍に見える拡大鏡
  • 画面が見やすくなるフロントライト
  • 迫力のあるステレオサウンド化
  • 操作系がアーケードスティックになる

・・・といった恩恵が得られるというお話の商品。

他社がワイドボーイ、ライトボーイなどの拡大鏡や
サウンドボーイといったステレオサウンドにするアタッチメントを発売しており
それらに対抗すべくオールインワンにした感じですね。
加減しろ莫迦

ニンテンドースイッチなどをアーケード筐体っぽくする周辺機器はたまに見ますが
それらの走りといった感じでしょうか?


当時の価格は定価5800円。
コントローラーが5000円も6000円もする現代的には安い感じがしますが
当時、ゲームボーイのカセットは2500円~といった感じでお安かったため
下手をすればソフトが2本買えてしまうお値段。
(スーパーマリオランドとテトリスを定価で買っても5000円)

そう考えるとスネオ専用だったのかもしれません。


『こいつはヤベぇ』と思ったのか私の近所のおもちゃ屋では入荷している姿すら見られず
おそらく売れなかったのではないかと思われます。


以前、ハードオフアワーズ店で3480円で売られていたものを購入しましたので
そちらの実機を使って紹介しようと思います。

各部紹介

画面部


拡大鏡が付いています。
レンズの材質は安全性を考えてプラスチックのようで
傷が入りやすいので注意です。

拡大鏡は土台を上にずらして前に引くことで外すことができます。


中にはムギ球が2個、コードでつながっています。
プリント基板やフラットケーブルを使用せず配線に素人感が出ているのがまた良い。
簡単にLED化改造ができそうです。


本体側には予備のムギ球がテープで封印されて入っています。
未使用という事は球が切れるほどは使われなかったんでしょうね。。

コントローラー部


アーケードスティックっぽい何かで今どきのカチカチ系ではなくヌルヌル系。
PCエンジンのターボスティックを持っていた方は感触が分かると思います。
まあ、当時の家庭用アーケードスティックでまともなものは皆無でしたので
こんなものでしょう。


ボタンは押すたびにビヨンビヨンと中でスプリングの音がします。
とてもじゃないが連射はやりにくい。

高橋名人がボタンにバネを仕込んで連射スピードをアップさせたという
デマが流行りましたが逆に押しにくいという結論に至っています。


スティックのところにはスライドスイッチがあり動かすと
レバーの内部のガイドが回って斜め入力時に干渉するようになり
8方向→4方向への切り替えができます。

パックマンのような斜めが必要ないゲーム向けですね。
果たして必要なのかは置いといて芸が細かいです。

スピーカー(側面)


左右にはステレオスピーカー。
ゲームボーイ本体のスピーカーはモノラルなんですがファミコンと違い内部ではステレオで
ヘッドホン端子から音を取ればステレオサウンドを楽しむことができます。

ハイパーボーイはヘッドホン端子から音を取ってステレオで鳴らします。

右のスピーカーの近くには電源スイッチ。

底面


電池ボックスがありまして単1電池が2本入ります。

サウンドアンプやライトで使用されますが、当時ゲームボーイ本体の
電池コストすら死活問題だった子供たちにとってこの追加コストは
痛かったのではないかと思います。

せめてGB用のバッテリーパックやACアダプターが使えるようになっていれば・・・


ゴム足の部分ですがネジ式になっていて回すと高さ調整ができます。
しかし、調整幅はわずかなので別に要らねーだろと思っちゃいます。。

スロット


ゲームボーイ本体を差し込むスロットです。
奥にはヘッドホンプラグがあり、本体を差し込んだ際に
ゲームボーイ側に挿さるようになっています。

ゲームボーイ側に入力を伝える仕組みですが、レバーを倒したり
ボタンを押すと・・・


このように突起が出てきてゲームボーイのボタンを物理的に押す仕組みになっています。
今であればBluetoothなどの無線通信で当たり前のようにできますが
当時のゲームボーイにはそのようなハイカラな仕組みは無く
パワー系な仕組みで解決しています。

ミニアーケードゲーム機と並べてみる


似たようなスタイルのアストロシティミニ・ネオジオミニと並べてみました。
アストロシティミニよりもちょっと大きいですね。
コンパネ部はこのくらい余裕がある方が操作しやすいかな?


横向きにすると奥行きのせいでかなり大きく見えます。

動作チェック

ドッキング


本体を差し込んでドッキングします。
ヘッドホンプラグが挿さっていい具合に固定されるので簡単に抜けることはないです。


当然ですがスロットのサイズ上、初代ゲームボーイの系統のみセット可能で
サイズが小さいゲームボーイポケット・カラー・ライトは使用不可能です。
無理やり差し込んでもボタンを押す突起の位置が合いません。

大きさが同じゲームボーイブロスは使用可能です。

奥までしっかり挿しこんだらスイッチをオンにします。


ドッキングさせたときの見た目は卓上アーケード筐体っぽくなかなかカッコいい。
お手軽さや実用性は置いといて当時これを持っていた子供は
『俺のゲームボーイは最強だぜ!』と周りに見せびらかしていたに違いありません。

拡張端子や各種ボリュームにはそのままアクセスできますのでそこは安心。
2セット用意して通信ケーブルで対戦台を作ると面白そうです。

画面の見え方


拡大鏡を通した際の見え方はこんな感じで昔あった
同じコンセプトのワイドボーイやライトボーイと比較してかなり見やすい。
(ワイドボーイはライトがなく暗くて論外、ライトボーイは密閉ではないため光が漏れて弱い)


外部からの光が入りにくいためスイッチをオフにするとほとんど見えない。
また、スイッチをオフにすると音が出ないため常にライトをつけた状態で
使用することになります。


拡大鏡を付けた状態と外した状態を同じ距離で撮影したもの。
拡大鏡は確かに大きくなりますが無い状態より見やすいかというと・・・

明るい部屋だと反射が映り込むので照明を消して暗い部屋だと
一番見やすくなります。

サウンド


大きなスピーカーでステレオになるので結構いい音が出ます。
左右に振りまくられてる曲だとなかなか臨場感がありますね。

ボリューム調整はゲームボーイ本体のボリュームで行います。

欲を言えばヘッドホン端子があればよかったかな?

操作系


このハイパーボーイを一番残念にしているのがやはり操作系でしょうか?

まずナナメに入りにくい。
4方向ガイドなんて要らないくらい斜めに入りにくく、結構力を入れて
レバーを倒さないといけません。

内部パーツがギシギシと軋んで折れるんではないかと不安になってしまいます。

また、しっかりとレバーがニュートラルに戻らずに入りっぱなしになることが
頻繁にあり、シューティングゲームなどで壁に当たって爆死することが多い。
この辺はバラしてグリスアップすればマシになるんでしょうか?


格闘ゲームのコマンドは意外と入れやすく、キャンセル必殺技も普通に出せたりします。
なのでタカラの熱闘シリーズなどは比較的快適に遊べそうですね。

まとめ

  • 気軽に持ち運びなどは無理だがドッキング時のスタイルは格好いい
  • 拡大鏡は類似製品と比べると幾分見やすいが無くてもいい気はする
  • ステレオサウンドはなかなか良い
  • やはりレバーが強引すぎて残念

ソフト二本分の値段でゲームボーイの携帯性を犠牲にしてアーケード筐体化するという
ハイパーボーイは当時としては『キワモノ』であったと思われます。

今はニンテンドースイッチ向けにこういった商品が販売されているので
今こそスイッチ向けハイパーボーイを発売する時ではないでしょうか、コナミさん?

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