NeoBiosMastaで後期MVSのBIOSを簡単に変更する

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先月、Aliのセールで入手したMVSマザーですが
格安で入手できましたがBIOSが海外バージョンのためゲーム内の言語が英語で
いろいろと不便なのでBIOSを乗せ換えることにしました

お手軽にBIOS変更ができる基板を購入

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初期マザーと違って表面実装のROMなので普通にやると
こいつをひっぺがして極細のワイヤーを使って一本一本
ピンアサインを合わせてEPROMにハンダ付けしていくという
極めて難易度の高い作業になるのですが・・・

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NeogeoFanClub
ネオジオのような世界で愛されるゲームハードになると
同人ハードがそこそこ充実していまして
比較的簡単にBIOSの変更ができるキットが販売されています

今回そのNeoBiosMastaを取り寄せました
USから普通郵便で二週間ほどで到着。

売り切れの時が多いのでこまめにサイトをチェックしたほうがいいです

取付方法・MV-1C

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日本語で取付方法が解説してるサイトがほとんどないのでメモ。
まず元のBIOSROMを殺さないといけないわけですが
ハンダを取ってひっぺがすかニッパーでむしり取るか細工をして無効化するなどお好きな方法で。
今回はなんかあったときに元に戻せるようにROMを無効化する方法で進めます

マザーによって違うのでまずはMV-1Cから
BIOSROMの10番と12番のピンを上げる。
フラックスを塗ってハンダゴテを当ててハンダが溶けたら針や精密ドライバーで
クイっと引っ掛けるようにすればいいと思います。
ハンダが溶ける前に足を上げようとするとパターンがはがれて再起不能になるので注意。

手前のヒューズは邪魔なのでいったん外しています

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細い線で上げた10番ピンと21番ピンをショートさせます
21番ピンは上げなくてOK.
これで元のBIOSROMは外さなくても無効化されるそうです

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NeoBiosMastaのCEワイヤを10番ピンが付いていた基板のパターンへ
OEワイヤを12番のパターンへハンダ付け
隣のピンや上げたピンと接触しないように注意

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CPU(68000)の上に
『TOP OF 68000』と68000にプリントされている文字の向きを合わせて

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こうやってかぶせてガチっとはまるまで押し込む。
向きを間違えないように。
68000の足がサビてたり酸化していたら接触不良になるので接点復活材なんかで
かるく磨いておきましょう
ROMソケットには焼いたBIOSを差しておきます

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無事起動しました
MVSにはバックアップメモリーが付いてるので設定は保存されます

バグった画面で進まなかったりTHE BIOSなどと表示されたら
接触不良などが考えられます

日本語版のMV-1Cはレアらしいので海外版を安く手に入れてUNI化するのがいいですね

取付方法・MV-1B

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続いてMV-1B
BIOSROMのピンアサインが違うのですがやることは一緒です
2番ピンと20番ピンを浮かせる

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2番ピンを浮かせた状態で隣の1番ピンとショートさせる
ちょっと足を曲げてハンダでブリッジさせるのが簡単です

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あとは2番のパターンにCE、20番のパターンにOEをハンダ付けして
本体を68000にかぶせる
MV-1Cとは向きが違うので注意

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27C1024の在庫がなかったので仮でMV-1FSの純正BIOSを乗せてみた

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問題なく日本語バージョンで立ち上がりました
UNI-BIOSだとボタン5でコインが入っちゃって6ボタン配線している環境だと
都合が悪いのでこのまま純正BIOSで動かしてもいいですね
個人的にはチートなんかは使わないので。。

ステレオ化、日本語化が終わってコンパクトで理想的なネオジオマザーとなりました

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